業績, 空港, 需要, 需要実績 — 2026年5月18日 11:36 JST

中部空港、純利益55.7%減29億円 中国減便が影響=26年3月期

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 中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)の2026年3月期通期連結決算は、純利益が前期(25年3月期)比55.7%減の29億5000万円で、中国路線が冬ダイヤ以降に大幅な減便となったことが響いたものの、3期連続の最終黒字となった。2027年3月期の通期業績予想は、中国路線の減便の通年化を想定することから、減収減益を見込む。

—記事の概要—
26年3月期
27年3月期予想

26年3月期

純利益が55.7%減の29億円だった中部空港=26年3月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 2026年3月期の売上高は541億2100万円(25年3月期比2.4%増)、営業利益が8.9%減の70億8600万円、経常利益が13.2%減の62億6000万円。営業費用は470億3000万円(19.3%増)となった。

 売上高の内訳は、着陸料などの空港事業が15.4%増の283億4000万円で、免税店など商業事業が7.0%減の225億円、駐車場など交通アクセス施設事業が4.1%増の32億6000万円となった。

 空港事業の内訳は、国際線が2025年3月期比14億2000万円増、国内線が7000万円減、その他が1億8000万円増。商業事業は免税店が9億8000万円減、その他が2億8000万円増となり、交通アクセス施設事業は4億1000万円増加した。

 営業費用の内訳は、仕入費用が4億6000万円減、物件費と人件費等が21億2000万円増、減価償却費は2億8000万円増となった。

 国際線と国内線を合わせた総旅客数は5.0%増の1159万人。内訳は国際線が536万人(9.1%増)、国内線は623万人(1.7%増)だった。総発着回数は9万4000回(1.8%減)で、国際線が3万7000回(1.8%減)、国内線は5万6000回(1.8%減)だった。国際線貨物の取扱量は3.2%増の13万3000トンとなった。

27年3月期予想

 2027年3月期通期の業績見通しは、売上高が2026年3月期比5.8%減の510億円、営業利益が67.5%減の23億円、経常利益が87.2%減の8億円、純利益が96.6%増の1億円を見込む。

 収益回復を大きく左右する国際線の旅客数は13.3%減の465万人を想定し、中国路線の減便の影響通年化から減少を想定する。国内線は2.0%増の635万人を前提とする。国際線と国内線を合わせた総旅客数は5.1%減の1100万人となる見通し。

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