中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社(CJIAC)は5月22日、中国・山東省煙台市の煙台蓬莱国際空港と戦略的パートナーシップ協定を現地時間21日に締結したと発表した。両空港間の人流・物流の拡大などを図る。中部空港の連携協定締結は海外7空港目で、中国本土とは2005年2月の開港以来初めて。

連携協定を締結し署名する中部国際空港会社の櫻井副社長(右)と煙台国際空港有限公司の呉董事長(中部国際空港会社提供)
今回の協定では、人流・物流拡大のほか、商業施設の成長へ知見交換や広告媒体を相互活用する。また、人材育成とCX(顧客体験)向上でも協力する。煙台市で21日に行われた調印式には、中部国際空港会社の櫻井俊樹副社長と、山東省空港管理集団煙台国際空港有限公司の呉紅光(ウー・ホングァン)董事長らが出席した。
煙台蓬莱国際空港は2015年5月に開港。中部空港への定期便は1路線で、中国東方航空(CES/MU)が2024年9月3日に再開させ、現在は週3往復運航する。
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煙台蓬莱国際空港
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