エアライン, 空港 — 2020年3月10日 17:23 JST

ANA、北京便を成田発着に 香港や中韓便の運休続く

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 全日本空輸(ANA/NH)は3月10日、羽田-北京線の発着地を成田に変更するなど、国際線の運航計画を変更した。中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもので、対象期間は冬ダイヤ最終日の28日まで。

羽田-北京線の発着地を成田に変更するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの北京路線は、羽田線が週14往復(1日2往復)、成田線と関西線が週7往復(1日1往復)ずつだが、羽田線のNH963/964便と成田線のNH955/956便は2月10日から、関西線のNH979/980便は3月3日から、羽田線のNH961/NH962便は3月9日から運休。10日の発表では、羽田線のNH961/962便は28日まで運休継続とし、同じ便名を成田発着で13日から28日まで週7往復運航する。

 香港・マカオを含む中国と韓国発の旅客は現在、入国が成田と関空に制限されている。運航スケジュールは羽田発着時と同じで、北京行きNH961便が成田を午前9時5分に出発して午後0時15分着、成田行きNH962便は午後3時15分に北京を出発して、午後7時35分に到着する。機材はボーイング777-300ER型機で、座席数は4クラス212席仕様機を使用する。

 首都圏を発着する香港路線は、週7往復の成田-香港線(NH811/812)を12日から15日まで新たに運休する。週14往復の羽田-香港線は、NH859/860便の運休を15日まで延長。もう1往復のNH821/822便は、9日から28日まで運休している。

 このほか、成田-大連線と厦門線を12日から28日まで減便。大連線(NH903/904)と厦門線(NH935/936)はそれぞれ週7往復を現在週4往復に減便しており、今回2路線とも週3往復に再度減便し、木曜と土曜、日曜に運航する。

 また、羽田-広州線(NH923/924)と羽田-ソウル(金浦)線(NH861/864)は、12日から15日まで運休継続が決定した。

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