日本航空(JAL/JL、9201)は、国際線プレミアムエコノミー・エコノミークラスの機内で提供しているワインを、12月1日からリニューアルする。現在はミニペットボトル(187ml)を個別提供しているが、ライトウェイトボトル(軽量ガラス瓶、750ml)に変更。客室乗務員が乗客のコップへ注ぐスタイルに改め、サービスの質と環境負荷の両面で刷新を図る。

JALが12月から国際線プレエコ・エコノミーで提供するワイン「+81」(同社提供)
新しいワインは、日本の国番号に由来するオリジナル銘柄「+81」で、赤と白の2種類。JALワインアドバイザーの大越基裕氏が監修し、機内での味覚変化を考慮して仕上げた。
白ワインはアイレンを主体に、ヴェルデホ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランをブレンド。カリンやレモンのアロマに加え、上空でも香りを感じやすく設計された。辛口でフレッシュな酸味と滑らかな口当たりが特徴となっている。
赤ワインはグルナッシュをベースに、メルロとシラーで骨格を形成し、モスカテルを加えて芳醇な風味に仕上げた。レッドチェリーやバラの香り、ピンクペッパーのようなスパイシーな余韻が残るという。
対象路線は、日本発の北米・ハワイ(グアム除く)、欧州、オーストラリア、東南アジア線で、東アジアは羽田・成田発の香港線のみ。容器の刷新により、資材や輸送時のCO2(二酸化炭素)排出量、廃棄プラスチックの削減も図る。
関連リンク
日本航空
・JAL、世界最古777-300ERの売却整備始まる(25年11月27日)
・JAL、CA・地上係員スニーカー解禁(25年11月13日)
・JAL A350-1000 10号機就航、初便はダラスへ 年度内11機に(25年7月29日)
写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求
