英国のデータ分析会社「シリウム(Cirium)」が公表した2026年1月の航空会社別の定時到着率によると、運航規模の大きな航空会社を示す「グローバル(全世界)」部門は、アエロメヒコ航空(AMX/AM)が5カ月連続で首位を獲得した。日系大手2社のうち、日本航空(JAL/JL、9201)は2カ月ぶりに上位10社から陥落。全日本空輸(ANA/NH)は6カ月連続でトップ10圏外となった。

26年1月の定時到着率でグローバル部門のトップを5カ月連続で獲得したアエロメヒコ=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
航空会社別のデータでは「アジア太平洋」と「北米」「欧州」「中南米」「中東・アフリカ」の5地域別に集計。便数や提供座席など運航規模が大きく、アジアや欧州、北米など3地域以上に就航する航空会社を「グローバル」とし、定刻に対して15分以下の遅延を「定時到着」と定義する。
—記事の概要—
・グローバル
・アジア太平洋
・北米
・欧州
・中南米
・中東・アフリカ
グローバル
全世界の航空会社を対象にした「グローバル」部門は、アエロメヒコが1位を獲得。定時到着率は87.53%、運航便数は1万5984便、運航の完了・達成率を示す「コンプリーションファクター」は99.44%だった。日本勢は2022年11月から3年3カ月連続で首位を逃している
定時到着率2位は海南航空(CHH/HU)で86.84%、3位はシンガポール航空(SIA/SQ)で84.14%。4位はサウジアラビア国営のサウディア(前サウジアラビア航空、SVA/SV)で81.84%、5位はチリのラタム航空(LAN/LA)で80.73%だった。
JALは2025年12月の定時到着率が77.98%で、9位にランクイン。5カ月ぶりにトップ10復帰となったものの、1月は再び圏外となった。
アジア太平洋
アジア太平洋は、海南航空が1位を獲得。定時到着率は86.84%、運航便数は2万3561便、コンプリーションファクターは99.19%だった。
定時到着率2位はシンガポール航空(84.14%)、3位はニュージーランド航空(ANZ/NZ)で82.16%。4位はフィリピン航空(PAL/PR)で82.02%、5位はヴァージン・オーストラリア(VOZ/VA)で81.95%だった。
日系大手2社のうち、JALは4カ月連続、ANAは5カ月連続でトップ10に入った。JALは78.47%で8位、ANAは77.47%で10位となった。
北米
北米はサウスウエスト航空(SWA/WN)が1位を獲得。定時到着率は82.99%、運航便数は10万6236便、コンプリーションファクターは99.49%だった。
定時到着率2位はアラスカ航空(ASA/AS)で81.52%、3位はユナイテッド航空(UAL/UA)で80.53%。4位はデルタ航空(DAL/DL)で79.41%、5位はアメリカン航空(AAL/AA)で77.72%だった。
欧州
欧州はイタリアのITAエアウェイズ(ITY/AZ)が1位を獲得。定時到着率は86.80%、運航便数は9406便、コンプリーションファクターは99.11%だった。
定時到着率2位はスペインのブエリング航空(VLG/VY)で85.47%、3位はスペインのイベリア航空(IBE/IB)で80.10%。4位はブリティッシュ・エアウェイズ(BAW/BA)で78.23%、5位はギリシアのエーゲ航空(AEE/A3)で77.98%だった。
中南米
中南米はチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)が1位を獲得。定時到着率は92.36%、運航便数は4692便、コンプリーションファクターは99.38%だった。
定時到着率2位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で91.09%、3位はアエロメヒコ(87.53%)。4位はブラジルのゴル航空(GLO/G3)で87.43%、5位はメキシコのボラリス(VOI/Y4)で84.32%だった。
中東・アフリカ
中東・アフリカは、南アフリカのサフエアー(SFR/FA)が1位を獲得。定時到着率は91.81%、運航便数は5434便、コンプリーションファクターは99.89%だった。
定時到着率2位は南アフリカ航空(SAA/SA)で87.12%、3位はロイヤル・ヨルダン航空(RJA/RJ)で85.39%だった。4位はサウディア(81.84%)、5位はバーレーンのガルフ・エア(GFA/GF)で81.34%だった。
関連リンク
Cirium
・2025年の定時到着率、ANA・JALトップ10圏外 アエロメヒコ首位連覇=英Cirium(26年2月9日)
・2025年の空港別定時出発率、“常連”羽田ランク外に=英Cirium(26年2月9日)
