日本航空(JAL/JL、9201)は11月13日、客室乗務員とグランドスタッフ(地上旅客係員)のスニーカー着用を同日から解禁したと発表した。JALが制服にスニーカーを取り入れるのは初めてで、グループでは中長距離LCC(低コスト航空会社)のZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)に続き2社目となる。
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着用するスニーカーを手にするJALの客室乗務員=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
対象はJALグループ6社の客室乗務員と、国内56、海外40の計106空港のグランドスタッフ。合わせて約1万4000人の社員がスニーカーを着用できるようにした。
客室乗務員やグランドスタッフは、機内や空港で長時間の立ち仕事や、グランドスタッフは長距離をあることから、これまでの革靴やヒール、パンプスに加え、スニーカーも着用できるようにした。
スニーカーは支給せず、黒色でシンプルなデザインの制服になじむものであれば、私物の着用を認める形で導入した。

客室乗務員とグランドスタッフのスニーカー着用を解禁したJAL=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
航空各社では、働き方改革の一環として、国内外で客室乗務員とグランドスタッフのスニーカー着用が進んでいる。JALグループでは、2020年に就航したZIPAIRがスニーカーを初導入した。国内ではスカイマーク(SKY/BC、9204)やエア・ドゥ(ADO/HD)、海外ではKLMオランダ航空(KLM/KL)などが導入・試験採用している。
JALの現行制服は客室乗務員が11代目、グランドスタッフは7代目で、2020年4月から着用を開始した。

客室乗務員とグランドスタッフのスニーカー着用を解禁したJAL=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用してカートを操作する客室乗務員=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用して手荷物収納棚を確認する客室乗務員=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用してカートを操作する客室乗務員=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用してカートを操作する客室乗務員=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用して車いすを押すグランドスタッフ=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの訓練施設でスニーカーを着用して車いすを押すグランドスタッフ=25年11月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
*更新を完了しました。(25年11月13日 11:18 JST)
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2020年着用開始の11代目制服
・JAL、7年ぶり新制服着用開始 CAは11代目、地上係員7代目(20年4月1日)
・CAはパンツスタイル初採用11代目 写真特集・JAL新制服(20年4月27日)
写真特集・JAL新制服
(1)CAはパンツスタイル初採用11代目(19年7月27日)
(2)ワンピース初採用の地上係員7代目(19年8月2日)
(3)パイロットは女性専用が初登場(19年8月4日)
(4)整備士・グラハンはデサントとモンベル(19年8月5日)
(5)夏の沖縄はかりゆし着用(19年8月9日)
