政府は3月6日、中東情勢の悪化を受けた邦人退避支援について、民間チャーター機を使った輸送を最優先で進める方針を示した。クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦に滞在する邦人を対象に、早ければ7日以降、順次輸送を実施する。

中東6カ国・地域を危険レベルを引き上げた外務省(同省海外安全ホームページから)
現地では一部空港が閉鎖されていることから、民間機が発着可能なサウジアラビアの首都リヤドとオマーンの首都マスカットへ帰国希望者を陸路で運び、東京へ向かう民間のチャーター機に搭乗してもらう。中東を発着する旅客便が運航を一部再開しているものの、近隣諸国から利用者が集中し、航空券の確保が難しい状況が続いている。
政府は、民間チャーター機による輸送を最優先とする一方、万が一運航できないなどの不測の事態に備え、航空自衛隊の輸送機を派遣する準備も進めている。茂木敏充外務大臣は小泉進次郎防衛大臣に対し、自衛隊法第84条の4に基づく邦人輸送の準備行為を依頼し、小泉防衛相は命令を下した。
航空各社の日本と中東を結ぶ路線は、現地時間5日にエミレーツ航空(UAE/EK)がドバイ-羽田線を再開。5日深夜にドバイ発初便のEK312便(ボーイング777-300ER型機、登録記号A6-EQH)が羽田空港へ到着した。
関連リンク
外務省 海外安全ホームページ
初の中東再開便
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外務省
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中東路線
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