解説・コラム — 2026年6月7日 05:59 JST

羽田D滑走路「パンク」詳報が1位 先週の注目記事26年5月31日-6月6日

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 5月31日から6月6日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、当紙スクープの羽田空港D滑走路タイヤバースト問題の詳報でした。

桟橋部(左)と埋立部が接続された羽田空港D滑走路=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

第1位 羽田D滑走路、重大事故招くタイヤ「パンク」パリではコンコルド墜落

 羽田空港のD滑走路で離陸した旅客機のタイヤがバースト(破裂)し、引き返すトラブルが5月に相次ぎました。本記事は第3位にランクインした当紙スクープの詳報で、D滑走路の伸縮装置を構成する金属製の路面板が浮き上がっていた問題について、滑走路の構造などをまとめました。

 今回と発生要因は異なりますが、過去には滑走路上の異物が原因となり、超音速機コンコルドの墜落事故も2000年7月に起きており、航空業界で働く方の中には、滑走路上の異物による不安全事象として知られるこの事故を思い出した方も多いようです。また、タイヤの「バースト」よりも読者にわかりやすいよう「パンク」と表現している報道機関もありますが、「パンク」という言葉から一般的にイメージされるよりも重大事象につながりかねない問題であり、国土交通省航空局(JCAB)が10日に開く有識者会議(関連記事)などで有意義な対策が議論されることを願うばかりです。

第2位 ANA、持ち込み手荷物サイズ変更 7/1から

 第2位は、全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは1日、機内持ち込み手荷物のうち「身の回り品」の大きさを7月1日搭乗分から変更すると発表。ANAや日本航空(JAL/JL、9201)など国内の航空各社が加盟する業界団体「定期航空協会(定航協)」が策定した業界統一ガイドラインを踏まえ、サイズを小さくした見直しで、前の座席の下に収納できるサイズを徹底するようです。

第3位 【独自】JALとスカイマーク便タイヤ不具合、羽田D滑走路の継ぎ板が原因か

 第3位は、5月29日に日本航空(JAL/JL、9201)の羽田発鹿児島行きJL645便が離陸後、左主脚のタイヤがバースト(破裂)して引き返した翌日、当紙が報じたスクープ。バーストの要因となったとみられる継ぎ板が浮いていた以外にも、羽田空港では草刈りが不十分なため航空灯火が見にくいなど、日常的に不具合が出ています。パイロットなどから航空会社を通じて国交省に改善を求める声が上がっているものの、改善につながっているとは言いがたい点も、今回のタイヤバーストを契機に議論されるべき問題だと感じます。

先週の注目記事
1. 羽田D滑走路、重大事故招くタイヤ「パンク」パリではコンコルド墜落

2. ANA、持ち込み手荷物サイズ変更 7/1から

3. 【独自】JALとスカイマーク便タイヤ不具合、羽田D滑走路の継ぎ板が原因か

4. スカイマーク、片側エンジンで着陸後の地上走行 省燃費策を強化

5. JAL、株主にeJALポイント付与 100株以上で最大3000ポイント

6. ANA、千島列島沖で787引き返し パリ着は12時間遅れ

7. ANA、機体の注意表示「コーションマーク」をバッグに 実用性重視の新シリーズ

8. 羽田D滑走路トラブル、国交省が検討委 JAL機タイヤ破裂と関係検証

9. B-1B、極超音速兵器搭載に未使用ハードポイント活用 予備設計審査完了

10. なぜJALだけ飲酒問題が表面化するのか 他社「体調不良」処理と情報開示のはざま

先週の注目記事バックナンバー
なぜJALだけ飲酒問題が表面化するのか解説が1位 先週の注目記事26年5月24日-30日

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post
キーワード: