エアライン, 企業 — 2026年7月21日 18:19 JST

ANA、パイロット2千人分の勤務表をAI作成 数週間の作業を数時間、東大発企業と

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 全日本空輸(ANA/NH)は7月21日、パイロットのスケジュールをAI(人工知能)で自動作成するシステム「AI Scheduler(AIS)」を4月から本格運用していると発表した。約2000人分のスケジュール作成を効率化するもので、担当者が数週間かけて手作業で行っていた作業をAIが数時間で処理し、年間6300時間、月525時間の工数削減を見込む。

パイロットの勤務表作成にAIを活用するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAは、AIや数理最適化技術に強みを持つ東京大学発のスタートアップ「R&D」と同システムを共同開発した。2021年から自動化に向けた開発に着手し、約4年間の概念実証(PoC)を経て実用化した。

 パイロットのスケジュールは、乗務資格や航空法規、社内規程、疲労リスク管理基準(FRMS)、休暇希望など、数万通りにおよぶ制約条件を同時に満たす必要があるという。AISはこれらの条件を自動で確認し、条件を満たすスケジュール案を作成する。

 また、担当者が経験則を基に行ってきたスケジュールの平準化や疲労への配慮も、アルゴリズムに組み込んだ。定型的な制約への対応はAIが担い、数値化できない個別の事情や突発的な例外への対応は担当者が判断することで、業務効率化とスケジュール品質の向上を図る。

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