羽田空港で5月29日、羽田発鹿児島行きJL645便(ボーイング767-300ER型機、登録記号JA615J)が離陸後、左主脚のタイヤがバースト(破裂)して引き返し、成田空港に着陸したトラブルで、離陸に使用したD滑走路(RWY05)の路面にある継ぎ板の一部に浮きが生じていたことが本紙の取材でわかった。タイヤの不具合との関連など、詳しい原因を調べている。

運用を再開した羽田空港のD滑走路=26年5月29日15時44分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
D滑走路では、25日にもスカイマーク(SKY/BC、9204)の福岡行きBC19便(737-800、JA737T)が離陸後、タイヤに不具合が出た可能性があるとして、羽田へ引き返してC滑走路へ着陸し、2時間ほど閉鎖された。
JL645便は乗客218人(幼児2人含む)と乗員8人(パイロット2人、客室乗務員6人)を乗せ、羽田の4番スポット(駐機場)を午前10時5分に出発し、D滑走路(RWY05)から同22分に離陸。パイロットが離陸時に衝撃を感じたことから引き返しを決め、成田には午前11時53分にA滑走路(RWY34L)へ着陸後、タイヤを交換して午後1時53分に222番スポットへ到着した。
JL645便が羽田を離陸後、後続機からはD滑走路にタイヤの破片のようなものがあったと報告が入った。
羽田ではなく成田へ向かった背景には、25日にスカイマークのBC19便が引き返し、離陸時と同じC滑走路(RWY34R)へ着陸した際、2時間近く閉鎖されたことと、JL645便が離陸したD滑走路の点検が生じたことから、羽田に4本ある滑走路のうち、滑走路長の長いC滑走路が閉鎖され、2本が運用できなくなることを避けた。
羽田空港は国が管理する「国管理空港」で、国土交通省の管轄。パイロットからは、草が伸びて航空灯火を視認しづらい地点が毎年発生している点や、わだちが長期間放置されて地上走行に影響が出るなど、厳しい声が上がっている。
関連リンク
国土交通省
・JALの767、タイヤ不具合で引き返し成田に代替着陸 羽田D滑走路離陸で2件目(26年5月29日)
・スカイマーク福岡行きBC19便、タイヤトラブルで羽田引き返し C滑走路が2時間閉鎖(26年5月25日)
