日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-900型機の18号機(登録記号JA18XJ)が現地時間3月6日午後2時34分(日本時間同日午後10時34分)すぎ、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを離陸し、羽田空港へ向かった。フェリーフライトのJL8102便は、羽田へ7日正午ごろの到着を予定している。

トゥールーズを離陸し羽田へ向かうJALのA350-900(資料写真)=19年6月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
客室仕様は「X12」と呼ばれる3クラス391席仕様(ファーストクラス12席、クラスJ 56席、普通席323席)。A350-900の就航時の仕様「X11」の3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)と比べ、クラスJが38席少なく、普通席が60席多い。14号機(JA14XJ)から17号機(JA17XJ)までと同じく、新造時からX12仕様で引き渡された。
JALは、A350-900を国内線用の大型機として16機運航していたが、2024年1月2日に起きた羽田事故で13号機(JA13XJ)が全損。2025年8月22日に17号機が就航し、約1年7カ月ぶりに事故前の体制に戻った。JALによると、発注契約上の13号機の代替機となるのは、今回受領した18号機で、国内線用A350-900は18号機の就航後は17機体制になる。
また、JALはA350-900を2027年度から国際線にも投入すると2024年3月21日に発表。同年7月にロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーで20機を正式発注した。今後成長が見込まれる北米・アジア・インドを中心とした国際線に投入する。代替機はこれより前に正式発注済みで、JALが追加発注したA350-900は合わせて21機となった。
JALが2013年10月7日にA350を初めて発注した際、標準型のA350-900を18機、約7メートル長い長胴型のA350-1000を13機の計31機を確定発注し、オプション(仮発注)で25機購入する契約を締結。この契約分のA350-900は18機(うち1機全損)、A350-1000は11機が受領済み。
羽田事故では、13号機で運航していた札幌(新千歳)発羽田行きJL516便は、乗客367人(幼児8人含む)と乗員12人(パイロット3人、客室乗務員9人)の計379人全員が脱出したものの、海上保安庁機(MA722、ボンバルディアDHC-8-Q300、登録記号JA722A)側は乗員6人のうち、機長を除く5人が亡くなった。
17号機
・JAL A350-900、17号機就航で16機体制復活 羽田事故から1年7カ月ぶり(25年8月22日)
・JAL A350-900、17号機が羽田到着 3年4カ月ぶり国内線大型機(25年8月17日)
X12仕様
・コロナ後支えるJALの最多座席機 写真特集・A350-900 X12仕様
A350-1000は11号機到着
・JAL A350-1000、11号機が羽田到着 10機体制でパリ毎日投入
A350発注
・JAL、エアバス機31機正式発注 A350-900追加と初導入A321neo(24年7月23日)
・JAL、エアバスとボーイングから42機導入 国際線にA350-900と787-9、国内線A321neo(24年3月21日)
・JAL赤坂社長、A350「1機追加購入」緊急脱出「乗客の理解あってこそ」(24年1月17日)
・JAL、A350全損で150億円損失 業績影響は精査中(24年1月4日)
