日本航空(JAL/JL、9201)と、JALグループで沖縄を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の2社は6月12日、国際線旅客が航空券購入時に支払う燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)について、2026年7-8月発券分の改定を国土交通省に申請した。往復の場合、欧米は5-6月発券分より1万8000円(16.1%)高い13万円、ハワイは1万1400円(16.4%)高い8万800円となる。本来はさらに高い水準が適用されるが、中東情勢を踏まえた政府の緊急的激変緩和措置の補助効果により、3段階低い金額になる。

7-8月発券分の燃油サーチャージを引き上げるJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
全日本空輸(ANA/NH)も、同じく12日に同水準の引き上げを発表済み(関連記事)。
対象は7月1日から8月31日発券分。日本発のひとり1区間片道あたりの燃油サーチャージは、ハワイを除く北米・欧州・中東・オセアニアが6万5000円(往復13万円)、ハワイ・インドネシア・インド・スリランカが4万400円(同8万800円)、タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ロシア(ノヴォシビルスク)が3万5000円(同7万円)、グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・ウランバートル・ロシア(イルクーツク)が2万2500円(同4万5000円)、東アジア(ソウル・釜山・ウランバートル、沖縄-台北・高雄を除く)が1万6900円(同3万3800円)、ソウル・釜山・極東ロシア、沖縄-台北・高雄が7400円(同1万4800円)となる。
燃油サーチャージは、シンガポールケロシン市況価格と為替レートの各平均を基に2カ月ごとに改定している。今回の基準となる2026年4月から5月までのシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり178.21米ドル。同期間の為替平均は1米ドル158.85円で、円換算したシンガポールケロシンの市況価格は2万8308円だった。
この場合、適用条件表はZone W(2万8000円基準)となるが、中東情勢を踏まえた政府の緊急的激変緩和措置の補助効果により、実際に適用する燃油サーチャージはZone T(2万5000円基準)とする。現行の5-6月発券分はZone Q(2万2000円基準)で、7-8月発券分は3段階引き上げる。
前回分の基準となった2月から3月までの2カ月平均と比較すると、市況価格は1バレルあたり31.22ドル上昇。為替平均は1.86円円安に振れ、円換算した市況価格は5232円上昇した。
26年7-8月発券分の燃油サーチャージ(括弧内は26年5-6月分)
北米・欧州・中東・オセアニア 65,000円(56,000円)
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ 40,400円(34,700円)
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク 35,000円(29,600円)
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・ウランバートル・イルクーツク 22,500円(19,500円)
東アジア(除くソウル・釜山・ウランバートル、沖縄-台北・高雄) 16,900円(14,200円)
ソウル・釜山・極東ロシア、沖縄-台北・高雄 7,400円(6,500円)
関連リンク
国際線「燃油特別付加運賃」(JAL)
日本航空
日本トランスオーシャン航空
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