エアライン, ボーイング, 機体 — 2024年1月31日 17:29 JST

ANAの787-10、国内線3月就航へ ボーイング納入遅延、429席の超長胴型

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 全日本空輸(ANA/NH)は、納入が遅れているボーイング787-10型機の国内線仕様機の初号機を、2月下旬に受領する見通しだ。ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)でグループCFOを務める中堀公博上席執行役員が1月31日の決算会見で明らかにした。初号機を含め当初計画していた4機を2023年度内に受領する見込みで、福岡線など羽田発着の幹線を中心に、3月上旬から投入を予定する。

*24年3月27日就航へ。記事はこちら

ANAが国内線へ投入する787-10(写真は国際線仕様機)=19年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 787は製造元のボーイングで納入遅延が発生している。中堀CFOは787の受領について、ボーイングから2カ月前後遅れると通知があったとした上で「これ(遅延)に基づいて事業計画を策定している。少々遅延しても影響がないように組み立てている」と述べ、影響は少ないとの見通しを示した。

 ANAによると初号機と2号機を2月下旬に、3号機と4号機を3月末までに受領し、年度内は計画通り4機を受領できる見込み。当初は2月以降に羽田-福岡など幹線への投入を計画していたが、就航は1カ月程度ずれ込むようだ。2024年度の導入機数は未定だが、導入を本格させ、大型機の777-200ERの置き換えを進めてCO2(二酸化炭素)排出量の削減につなげていく。

 国内線仕様の787-10の座席数は2クラス429席で、プレミアムクラス28席、普通席401席。置き換え対象となる777-200ERは2クラス405席仕様(プレミアムクラス21席、普通席384席)と同392席仕様(プレミアムクラス28席、普通席364席)の2種類で、777と比べて提供座席数が増え、約25%の燃費改善が見込まれる。国内線機材では、500席を超える777-300(2クラス514席:プレミアムクラス21席、普通席493席)に次ぐ座席数となる。

*23年4-12月期決算はこちら

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