エアライン, ボーイング, 機体 — 2021年5月21日 23:10 JST

UPS、175機目のボーイング機受領 747-8Fでは22機目

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは、UPS航空(UPS/5X)向けの機体として175機目となる747-8F貨物機(登録記号N627UP)を現地時間5月19日に引き渡した。今回の納入でUPSの747-8Fは22機になった。

UPSにとって175機目のボーイング機となった747-8F(ボーイングのサイトから)

 19日に引き渡された後、ボーイングのエバレット工場に隣接するシアトル近郊のペインフィールド空港から5X9505便として、UPSの拠点があるケンタッキー州のルイビル国際空港へ向かった。

 4月末時点で、UPSは747-8Fを29機、747-400Fを8機、767-300Fを72機、757-200PFを75機の計184機のボーイング機を発注。今回の引き渡しで受領済みは747-8Fが22機、747-400Fが8機、767-300Fが70機、757-200PFが75機で計175機となった。

 UPSが747-8Fを初めて発注したのは2016年10月27日で14機発注。初号機(N605UP)は2017年9月28日に受領した。その後、2018年2月1日に14機、2020年5月に1機を追加発注している。

 747-8Fの受注残はUPS向けが7機、アトラスエアー(GTI/5Y)などを傘下に持つアトラス・エア・ワールドワイド向けが4機、旅客型の747-8は匿名顧客向けが1機。アトラス向けは最終生産分で、747-8の製造は2022年に完了する。

関連リンク
Boeing
ボーイング・ジャパン

UPS
UPS、747-8Fを14機追加発注 貨物需要拡大で(18年2月2日)
エアバス、A300貨物機のコックピット近代化 UPSに改修初号機(21年2月13日)

747-8
747-8、旅客型初飛行から10年 2022年に生産完了(21年3月21日)
アトラスエアー、747-8F貨物機4機購入 最終生産分(21年1月12日)
747、2022年生産完了 737MAXは10-12月期納入再開(20年7月30日)
米空軍、次期大統領専用機に元トランスアエロの747-8購入 新古機でコスト削減(17年8月6日)
ボーイング、747-8製造中止検討 苦境のジャンボ、貨物低迷響く(16年7月29日)
日本貨物航空の747-8F、成田到着 5日遅れで(12年8月2日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post