全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787-10型機(登録記号JA900A)が3月31日午前0時すぎ、羽田空港へ到着した。787では胴体の長さが最長となる機体で、日本の航空会社が導入するのは初めて。
ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2015年3月に787-10を3機発注。2020年度までに全機を受領する。当初は国内線へ投入予定だったが、訪日需要が旺盛な東南アジア路線の増強用に変更した。
座席数は3クラス294席で、ビジネス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー235席。最初に投入するのは成田-シンガポール線で4月26日に就航し、7月1日からは成田-バンコク線にも投入する。
787は標準型の787-8、長胴型の787-9、超長胴型の787-10の3機種で構成され、787-10は胴体がもっとも長い。全長は787-9と比べて5.5メートル長い68メートルで、大型機の777-200より4.3メートル長い。設計と部品は787-9と95%共通しており、最終組立はすべて米サウスカロライナ州のチャールストン工場となっている。
海外の航空会社では、シンガポール航空(SIA/SQ)が2018年3月に世界初受領。定期便としてはシンガポール-関西線に初投入した。
31日に到着した初号機は、チャールストンからフェリーフライトのNH9397便として約14時間ノンストップで飛び、羽田空港のC滑走路(RWY34R)へ30日午後11時57分ごろ着陸。第2ターミナル側の誘導路を走行し、31日午前0時7分ごろ駐機場へ到着した。
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写真特集・ANA 787-10
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ANAの787-10
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シンガポール航空が世界初受領
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787-10
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