ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANAウイングス(AKX/EH)が運航するデ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機のうち、メーカー認定中古機の初号機(登録記号JA467A)が3月22日、就航した。

伊丹空港へ到着するANAのDash 8認定中古機の初号機=26年3月6日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire
JA467Aは、22日朝に伊丹空港から新千歳空港へフェリー(回航)され、商業運航初便は札幌(新千歳)発女満別行きNH4865便となった。同便は午後1時27分に出発し、午後2時5分に到着した。
その後は折り返しの女満別発札幌行きNH4866便、札幌発青森行きNH1900便、青森発伊丹行きNH1856便の計4便に投入され、初日の運航を終えた。
認定中古機は、メーカーのデ・ハビランド・カナダの責任下でANA機と同仕様に改修した機体。導入後10年は運航可能な機体で、新造機と同様に一定期間のメーカー保証付き。当紙の調べでは、7機はすべてLOTポーランド航空(LOT/LO)傘下の地域航空会社Eurolot(15年運航停止。LOTポーランド航空が吸収)が2012年から2013年にかけて導入した機体となる。
Dash 8(旧称Q400)は製造を終了した機種のため、日本の大手航空会社では異例の中古機導入となり、無事故の機体を計7機導入する。22日に就航した初号機は、伊丹へ6日に到着し、就航前の整備作業が行われた。
ANAのDash 8は、2003年11月1日に就航。座席数は1クラス74席で、主に地方間路線に投入しており、現在は25機保有している。ANAHDは当初、90席クラスのリージョナルジェット機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」でDash 8を置き換える計画だったが、三菱重工業(7011)が開発中止を2023年2月7日に正式発表したことで、別の機材を導入する必要が出てきた。
これを受け、ANAHDはリージョナルジェット機のエンブラエルE190-E2を2025年6月に正式発注。確定発注が15機、オプションが5機の最大20機を2028年度から受領する。E190-E2の導入に向けたつなぎ機材として、認定中古機を活用していく。
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De Havilland Aircraft of Canada
全日本空輸
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