スカイマーク(SKY/BC、9204)は6月6日、ボーイング737 MAXのフルフライトシミュレーター(FFS)を受領したと発表した。カナダのFFS大手であるCAE製で、国土交通省が認定するFFSで最高位「レベルD」の認定を得ている。

スカイマークの737-8フルフライトシミュレーター(同社資料から)
スカイマークは737 MAXのうち、標準型の737-8(737 MAX 8)と、胴体長がもっとも長い737-10(737 MAX 10)を導入予定。FFSは737-8を模したもので、エンジンはCFM製LEAP-1Bを再現しており、コックピットや機体の動作などを忠実に再現するように作られているという。
737-8の受領開始は2026年3月を予定。現時点で737-8は自社購入機とリース機を合わせて15機、737-10は3機を発注済み。座席数は、737-8が現行機737-800と同じ1クラス177席、737-10は約19%増の1クラス210席となる。

スカイマークの737-8フルフライトシミュレーター(同社資料から)
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