エアライン — 2019年7月23日 14:50 JST

JAL、新制服お披露目 CAなど全部門20年4月導入

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 日本航空(JAL/JL、9201)は7月23日、2020年4月から客室乗務員などが着用する新制服を発表した。1年後の2020年7月24日に開幕する東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、パイロットや整備士、地上係員などを含む全部門の制服を、2013年以来7年ぶりに刷新する。

新制服を披露するJALの客室乗務員ら=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新制服は客室乗務員のほか、空港の地上係員、パイロット、整備士、グランドハンドリング(地上支援)の各職種に加え、沖縄地区で夏季に着用するかりゆしウェアがお披露目された。

 客室乗務員と地上係員の新制服は、ファッションブランド「EZUMi」のデザイナーで、クリエイティブディレクターの江角泰俊さんがデザイン。「ハイブリッド・モダン・ビューティー」をテーマに、「洗練されたハイブリッドビューティー」「ハイブリッドが生み出す、現代的な美しさ」を表現したという。

 デザインの選定は、JALグループ社員で構成するプロジェクトチームを中心に、基本コンセプトとコストを総合的に判断した。

20年4月から導入するJALの新制服=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
客室乗務員・地上係員
パイロット・整備士・グラハン・かりゆし

客室乗務員・地上係員

 11代目となる客室乗務員の新制服は、利用者の意見を今年1月から1カ月間募り、デザインをまとめていく際に参考にしたという。客室乗務員を含むいずれの職種も、現行制服の良さを継承しつつ、動きやすさや快適性を向上しながら、新しいデザインを取り入れた。

JALが20年4月から(左2人目から)客室乗務員用ワンピースとパンツスタイル、地上係員用ワンピースとジャケット・スカートの新制服を説明する江角さん(左)=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新制服を紹介するJALの赤坂社長=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 JALの赤坂祐二社長は、「実際に着用する現場の社員が中心となって選んだ」と、デザイン選定の経緯を説明。「現在の制服は再建の象徴のようなもので、社員の愛着が強い。新しいものに変えるけれども、いろんな苦労が染みついており、相矛盾する思いがある。私は口出ししていないが、社員の思いがあり、非常にうまく新しい制服を仕上げてくれた」と語った。

 客室乗務員の新制服は、女性用ワンピースとパンツスタイル、男性用、エプロンで、このほかに客室の責任者となる先任客室乗務員用を用意。異なる素材を組み合わせるデザイン手法「ハイブリッド」で、機能性や着心地を高めた。ボタンなどにJALのブランドカラーである赤を配した。

 スカーフは大判化し、曲線と直線を融合させたデザインを採用。現行制服と同じく、JALグループ各社で異なる色のものを着用する。

 江角さんは「鶴をイメージした上品さや優雅さ、エレガントさが核になった」と述べ、袖(そで)の形状に「航空会社の制服では珍しいバルーンスリーブを採用した」という。JALの羽田第3客室乗員部の吉川陽子マネージャーは「袖はモックアップで着用し、どうすればいいかを検証した」と語った。

 地上係員やラウンジスタッフなどの地上接客部門は、女性用ジャケット・スカートとワンピース、男性用、ラウンジスタッフ用、接遇スタッフ用を用意。客室乗務員の制服とは色違いにすることで、利用者にもわかりやすくい制服にした。

新制服を着用したJALの客室乗務員=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新制服を着用したJALの(左から)地上係員とラウンジスタッフ、接遇スタッフ=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

パイロット・整備士・グラハン・かりゆし

 パイロット用の制服は、男女共用が従来のデザインを踏襲しつつ、動きやすさを重視して改良。新たに用意する女性専用は、ジャケットをシングルボタンとし、これまでのネクタイからスカーフに変更した。

 整備士のカバーオールとグラハンスタッフの作業着は、デサントジャパンのデザイン。雨衣や防寒衣などのアウター類は、JALとコラボレーションを実施しているモンベルのものを採用した。

 沖縄地区で夏季に着用するかりゆしウェアは、江角さんがデザインを監修。デイゴなどる5つの沖縄の花を鮮やかな色彩で配した。今回よりパイロットもかりゆしウェアを着用する。かりゆしウェアは、沖縄県内ですべて生産する。

新制服を着用したJALのパイロット=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JAL新制服の(左から)管理職整備士用カバーオールと一般整備士用、アウター、グラハンスタッフ用アウターとカバーオール=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

かりゆしウェアを着用したJTA社員=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの客室乗務員の新制服で採用されたバルーンスリーブ=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

赤いボタンがアクセントに採用されたJALの客室乗務員の新制服=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALグループの客室乗務員が着用する(左から)JTA先任、JTA一般、ジェイエア、JAC、RAC、HAC用スカーフ=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALの赤坂社長(中央)と新制服を着用した各職種の社員=19年7月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
日本航空

写真特集・JAL新制服
(1)CAはパンツスタイル初採用11代目(19年7月27日)
(2)ワンピース初採用の地上係員7代目(19年8月2日)
(3)パイロットは女性専用が初登場(19年8月4日)
(4)整備士・グラハンはデサントとモンベル(19年8月5日)
(5)夏の沖縄はかりゆし着用(19年8月9日)

JALの制服
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