エアバス, エアライン, ボーイング, 機体 — 2018年7月23日 06:00 JST

ベトジェット、737 MAXとA321neo追加発注

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 ベトジェット航空(VJC/VJ)は、ボーイング737 MAXを100機、エアバスA321neoを50機、それぞれ追加発注する覚書(MoU)をファンボロー航空ショーで締結した。

ベトジェット航空の737 MAXのイメージイラスト(ボーイング提供)

 今回の発注が確定すると、ベトジェットのA320ファミリーの受注残は129機に増加。内訳は、A321neoが123機、A321ceo(A321従来型)が6機となる。ベトナム国内線と国際線に投入していく。

 ベトジェットは2011年に商業運航を開始。現在の機材はすべてエアバス機で、59機のA320ファミリーを運航している。日本へは、初の定期便となるハノイ-関西線を11月8日に、2路線目のホーチミン-関西線を12月14日に開設予定で、2019年春には羽田への就航を計画している。

 ベトジェットのグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長は、「日本路線は今後、すべてA321neoに切り替える」と5月に来日した際に言及している。

 今回のファンボロー航空ショーで、ベトジェットはボーイングと737 MAXを100機追加発注する覚書を締結。737 MAXファミリーで座席数がもっとも多い737 MAX 10を80機、標準型の737 MAX 8を20機発注する意向を示した。発注が確定すると、ベトジェットはアジア最大の737 MAX 10の顧客となる。

 ベトジェットは2016年に、737 MAX 200を100機発注済み。

 ボーイングとエアバスのファンボロー航空ショーでの覚書を含む総受注数は、ボーイングが673機と、エアバスの431機を上回った。

ベトジェット航空のA321neoのイメージイラスト(エアバス提供)

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