エアライン, 機体, 空港 — 2020年7月16日 20:00 JST

ANA、Q400羽田便21日まで プロペラ機6年ぶり

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 全日本空輸(ANA/NH)は、通常は地方路線を飛ぶボンバルディアQ400(現デ・ハビランド・カナダDash 8-400)を、羽田発着路線にも投入している。新型コロナウイルスの影響による需給調整の一環で、中部(セントレア)線や秋田線など、7月21日まで5路線で運航している。

*最終日朝の様子はこちら

羽田空港に駐機中のANAのQ400=20年7月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAのQ400は1クラス74席で、通常は伊丹や中部などを発着する地方路線に投入している。羽田路線には6月1日から投入し、中部と秋田、函館、石見、高知の5路線で運航。ボーイング787-8型機(2クラス335席:プレミアムクラス12席、普通席323席)や737-800(2クラス166席:プレミアムクラス8席、普通席158席)、エアバスA321型機(2クラス194席:プレミアムクラス8席、普通席186席)などを一時的に置き換えている。

 羽田にANAのターボプロップ(プロペラ)機が乗り入れたのは2014年以来6年ぶり。同年3月31日まで運航していた羽田-三宅島線には、Q400よりも小型のQ300(1クラス56席)を投入していた。

羽田空港に駐機中のANAのQ400=20年6月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港を離陸するANAのQ400(ANAのツイッターから)

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