エアライン, 官公庁 — 2017年12月22日 19:53 JST

ANA、バリアフリー総理大臣表彰 搭乗橋アダプターや樹脂製車いす

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)とANAウイングス(AKX/EH)は、国の「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」で、内閣総理大臣表彰を12月21日に受賞した。航空運送分野での同表彰の受賞は初めて。これまでプロペラ機では利用できなかったボーディングブリッジ(搭乗橋、PBB)を使えるようにする取り組みなど、3件を評価した。

総理大臣表彰を受賞したANAのPBBアダプター=17年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAウイングスは、ボンバルディアDHC-8-Q400型機への搭乗時に、PBBを利用できるようにする「アダプター」と呼ぶ屋根付きハシゴを導入。エレベーター機能を設置することで、足の不自由な利用者も車いすのまま搭乗できるようにした。

 Q400は地方路線に投入しているターボプロップ(プロペラ)機で、他機種と比べてドアの位置が低く、PBBをドアに装着できない。このため、乗客は飛行機とターミナルビル間をバスか徒歩で移動する必要があり、雨の日に濡れずに乗り降りしたいという要望が乗客から寄せられていたという。

 ANAは、2016年4月から樹脂製車いす「morph(モルフ)」を導入。金属を使用していないため、空港到着時から機内まで使用でき、保安検査場をそのまま通過できる。

 また、空港や機内で、タブレット端末を活用した手話通訳サービス「「コミュニケーション支援ボード」を導入。文字のほか、内容を容易に理解できるピクトグラムを活用し、17種類の言語に対応している。

 これら3件の取り組みは、今年1月に国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受賞している。

関連リンク
バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進(内閣府)
全日本空輸
ANAウイングス

雨に濡れない「PBBアダプター」ANA、プロペラ機Q400でも搭乗橋(17年2月23日)
ANA、バリアフリー化で国交大臣表彰 Q400屋根付きハシゴ評価(17年1月13日)
ANA、プロペラ機Q400も搭乗橋使用 新千歳・松山に屋根付きハシゴ(16年8月2日)
ANA、iPadで訪日客と“会話” タップしてやり取り(16年5月25日)
ANA、タブレット端末で手話同時通訳 羽田カウンターで(16年4月21日)
ANA、樹脂製車いす羽田に導入 保安検査そのまま通過(16年4月21日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post