クリスマスイブの12月24日、日本航空(JAL/JL、9201)の客室乗務員有志「JALベルスター2015」が、今年で21年目を迎えた恒例のハンドベルコンサートを羽田空港で開いた。
演奏を披露したのは新人客室乗務員8人で、入社3年目1人、2年目4人、1年目2人で構成。昨年に続いて参加した木藤咲月さん(入社2年目)と、3年目の澤井紗世さん、2年目の鈴木友理江さんと井口くるみさん、荒井真衣さん、森田絵理さん、1年目の赤波江(あかばえ)聖歌さんと吉永恵子さんが、練習の成果を披露した。10月から乗務の合間に8回練習し、これまでに11月28日と29日に函館、12月9日に福井、12日と13日に名古屋、20日と21日に札幌で演奏している。
今年は「チャレンジJALベルスター2015 -明るい未来への挑戦-」をテーマに設定。JALグループが2014年6月から「チャレンジJAL」をスローガンに掲げていることから、自分たちも新しいことに挑戦しようと決めた。全員がピアノなどの演奏経験があることから、新曲以外に昨年演奏した曲も新アレンジに挑戦するなど、2015年のメンバーらしい演奏を心掛けた。
コンサートでは、「ジングルベル」「赤鼻のトナカイス」など、おなじみのクリスマスソングや、JALのイメージソング「アイ・ウィル・ビー・ゼア・ウィズ・ユー」、新曲となるマライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」、アイドルグループ「嵐」の「One Love」など9曲を披露。このうち、5曲は新たにアレンジしたものを演奏した。
恋人たちのクリスマスや嵐の曲は、今年のメンバーが曲を聴きながらハンドベル用にアレンジした、ベルスターの新レパートリー。今日1回目のステージについて木藤さんは、「少し失敗してしまったところもありましたが、みんなで試行錯誤してきた集大成です」と話し、残りの回でより良い演奏を観客に届けたいという。
24日は、午後3時から羽田国内線第1ターミナル2階フェスティバルコート、午後4時から羽田国際線ターミナル江戸舞台で演奏。最終日となる25日は、午前11時から第2ターミナルのフライトデッキトーキョー、午後3時から第1ターミナルのフェスティバルコートで、息の合ったハンドベルを披露する。
木藤さんは、「素敵なクリスマスをお届けしたいです」と、残り4回のステージへの意気込みを語った。
*JALベルスター2015の特集記事はこちら。
演奏プログラム
アイ・ウィル・ビー・ゼア・ウィズ・ユー(I WILL BE THERE WITH YOU)
ジングルベル
赤鼻のトナカイ
恋人たちのクリスマス(ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU)
星に願いを
小さな世界(IT’S A SMALL WORLD)
果てない空
One Love
サンタが街にやってくる(SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN)
関連リンク
日本航空
JALベルスター2015
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ベルスターの過去記事
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