エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2014年11月11日 18:43 JST

スカイマーク、新千歳でグリーンシート体験会 14日から

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 スカイマーク(SKY/BC、9204)は11月14日から17日まで、新千歳空港の「センタープラザ」で快適性を追求した新シート「グリーンシート」の体験会を開く。

スカイマークのA330に搭載されたグリーンシート=13年12月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 グリーンシートは、エアバスA330-300型機(271席)の全席に導入されているシート。シートピッチは、日本航空(JAL/JL、9201)が国内線普通席に追加料金1000円で提供している「クラスJ」と同様の38インチ(約96.5センチ)で、パソコン用電源も完備する。

 背もたれは席と席の間が空かないデザインにすることで、後ろの席の話し声が気にならないようにし、表面の縫い目も体を包み込む座り心地を実現できるよう工夫。シート幅にもゆとりを持たせ、ひじ掛けも隣り合う人が使える大きさにするなど、快適性に細部までこだわった。また、リクライニングしない状態でも、背もたれが3度傾いているため、離着陸時もくつろげる。

 A330は今年6月、羽田-福岡線に初就航。現在は1日11往復のうち、福岡行き最終(BC027便)と羽田行き始発(BC002便)の2便を除く20便と、羽田-札幌(新千歳)線の一部で運航している。

木目のテーブルを出したグリーンシート=14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 現在4機で年末には5機となり、残り5機を2015年末までに導入して10機体制とする。また、一部のA330でサービスを提供中の無料インターネット接続サービス「スカイマーク・フリーWi-Fi」を、年内にはA330全機へ拡大を予定している。

 新千歳空港では、国内線ターミナルビル2階「センタープラザ」に、3席仕様のシート1列を展示する。同社によると、福岡空港では就航前の今春から同社カウンター付近に2席仕様のシートを展示しているが、新千歳空港では初展示になるという。

 展示時間は14日から16日が午前11時から午後6時30分まで、17日が午前11時から午後6時まで。

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