エアライン — 2014年10月30日 12:12 JST

スカイマーク、法人向け新運賃 羽田-福岡26%引き

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 スカイマーク(SKY/BC、9204)は、予約変更可能な法人向け新運賃「SKYビジネス」を、11月10日搭乗分から導入する。法人用のオンラインシステム「サテライト」で24時間予約を受け付ける。

グリーンシートを紹介する客室乗務員=14年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新運賃の例では羽田-福岡線の場合、普通運賃が片道2万7000円のところ、25.9%引きの2万円で販売。羽田-札幌線も2万円で、9.1%割り引く。また、羽田-神戸線は21.4%引きの1万1000円などとなっている。

 対象は全路線で、販売座席数に制限はない。搭乗期間は11月10日から12月25日までと、2015年1月5日から3月28日まで。予約受付は発売開始から搭乗当日まで。搭乗予定便の出発時刻までは、払い戻し手数料はかからない。予約システムであるサテライトの導入費用や利用料は無料。

 SKYでは12月から競争が激しい羽田-福岡線全便を、全席が日本航空(JAL/JL、9201)の「クラスJ」とシートピッチが同等の「グリーンシート」を搭載するエアバスA330-300型機に統一。ビジネス客獲得を狙う。8月からはA330の一部機体で無料インターネット接続サービス「スカイマーク・フリーWi-Fi」をスタートしており、年内にはA330全機でサービス提供を予定している。

 SKYは成田空港からの撤退など不採算路線の見直しを進め、今後は収益性の高い羽田路線に注力し、経営立て直しを図る。30日は午後3時以降に2014年4-9月期決算を発表する。

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