関西国際空港と伊丹空港(大阪国際空港)、神戸空港を運営する関西エアポートグループの2026年1月利用実績(速報値)によると、関空の国際線と国内線を合わせた総旅客数は、前年同月比9%減の256万8089人だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前の2020年同月と比較すると1%減で、コロナ前の実績を6カ月ぶりに下回った。訪日客は2カ月連続で前年割れ。関係が悪化している中国人客が58%減で、大幅に減少したことが響いている。

26年1月の訪日客が2カ月連続で前年割れとなった関西空港(資料写真)=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
国際線の旅客数は10%減(20年同月比1%増)の207万2098人で、2カ月連続で前年を下回った。このうち外国人旅客は15%減(14%増)の162万3155人で、2カ月連続で前年割れとなったものの、24カ月(2年)連続でコロナ前を上回った。日本人旅客は15%増(26%減)の44万2691人で、4年10カ月連続で前年を上回った。また、通過旅客は34%減の6252人だった。
外国人旅客のうち、中国は58%減の27万7000人。前年同月は訪日客の29%を占めていたが、今月は16ポイント低下の13%まで落ち込んだ。
国内線の旅客数は7%減(10%減)の49万5991人で、3カ月連続で前年を下回った。
発着回数のうち、国際線と国内線の旅客と貨物便を合わせた総発着回数は11%減(12%減)の1万5766回で、2カ月連続で前年を下回った。国際線全体では12%減(13%減)の1万2048回で、2カ月連続で前年割れ。このうち旅客便は14%減(17%減)の1万435回で2カ月連続で前年を下回った。貨物便は前年同月比7%増の1497回で、2020年同月比でも39%増で高水準となった。国内線は6%減(10%減)の3718回だった。
国際線旅客便のうち、中国便は60%減の1669回。前年同月は国際線旅客便の35%を占めていたが、今月は19ポイント低下の16%まで落ち込んだ。
国際貨物量は5%増(9%増)の5万9774トンで1年4カ月連続で前年を上回った。国内貨物量は32%減の620トンだった。
伊丹空港の旅客数は1%増(20年同月比3%減)の124万9123人。発着回数は2%減(2%減)の1万1544回で、貨物量は2%増の7219トンだった。
2025年4月に国際チャーター便の運航が始まった神戸空港は、総旅客数が14%増の31万7042人。国際線は4万1614人で、このうち外国人旅客は3万5821人、日本人旅客は5793人だった。国内線は1%減(20年同月比2%減)の27万5428人だった。総発着回数は3%増の2911回で、国際線が257回、国内線は6%減(5%減)の2654回だった。
・関空、訪日客3年11カ月ぶり前年割れ 中国大幅減=25年12月実績(26年1月29日)
