エアライン, ボーイング, 機体 — 2026年7月17日 14:23 JST

ボーイング、787-9で燃費・騒音改善技術の飛行試験 ルフトハンザ向け新造機活用

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 ボーイングは現地時間7月16日、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)を中核とするルフトハンザグループ、ロールス・ロイスの3者共同で、燃費改善と騒音低減を目指す技術の飛行試験を実施すると発表した。ルフトハンザへ後日引き渡される予定の787-9型機を、今年の飛行試験機「エコデモンストレーター・エクスプローラー(ecoDemonstrator Explorer)」として使用する。

ボーイングが2026年のエコデモンストレーター・エクスプローラーとして活用するルフトハンザ向け787-9新造機(ボーイング提供)

 試験は7月後半に米モンタナ州グラスゴーにあるボーイングの拠点で始め、8月中旬まで実施予定。次世代エンジンインレット(Next Generation Inlet)と、出発・到着手順を変更する運航方式を試験する。試験機のエンジンは、ロールス・ロイス製トレント1000(Trent 1000)となる。

 次世代インレットは、エンジン前方の空気取入口を短くした実証品で、高度な吸音処理を施した。将来の機体に、より燃費効率の高いエンジンを搭載しやすくし、音響性能を維持しながら重量と空気抵抗を減らす狙いがある。

 運航方式では、空港周辺の騒音を抑える出発・到着手順を試す。複数のデータを基に、アルゴリズムで飛行経路を生成する「インテリジェント・オペレーション・フライト・パス(Intelligent Operations flight paths)」を含み、燃費と騒音面の改善余地を検証する。

 ロールス・ロイスは、次世代インレットを装着したエンジン運用に関する技術支援と監督を提供。ルフトハンザグループは、実運航に近い環境で、燃費改善や騒音低減につながる技術を試す3者共同の取り組みに参画する。

 今回の試験は、FAA(米国連邦航空局)の「CLEEN(Continuous Lower Energy, Emissions and Noise)」プログラム第3段階の一部。CLEENは、FAAが産業界と連携し、燃費改善や騒音低減などにつながる航空機・エンジン技術を試験・開発する取り組みとなる。

 ボーイングのエコデモンストレーター・プログラムは、2012年から続く実証試験の取り組み。研究段階の技術を実際の運航環境に近い条件で試し、航空会社や乗客が直面する課題の解決につなげる。これまでに260以上の技術を試験し、安全性向上や燃料使用量・排出量・騒音の削減、運航効率、旅客体験の改善などを対象としてきた。2023年6月には、787-10(登録記号N8290V)の飛行試験機「エコデモンストレーター・エクスプローラー」が成田空港に初飛来し、日米新泰4カ国当局による次世代航空交通システムの試験飛行に使われた。

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Boeing
ボーイング・ジャパン

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