日本航空(JAL/JL、9201)グループで札幌の丘珠空港を拠点とする北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は1月8日、同社の4号機(ATR42-600型機、登録記号JA14HC)で昨年2025年12月に起きたエンジン不具合の影響が続き、10日から14日にかけて22便が欠航し、10分から1時間の遅延便が46便発生すると発表した。期間中の影響者数は1655人で、このうち欠航が545人、遅延が1110人となる。

HACのATR42 4号機=23年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
欠航便は丘珠発函館行きJL2749便などで、振替は自社便や一部便では鉄道でも実施。遅延便は46便中30便が10分または15分の遅れで、1時間遅れは丘珠発三沢行きJL2817便など計6便となる。
HACの機材はATR42(1クラス48席)が4機で、いずれもエンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PW127Mが2基搭載している。
エンジン不具合が発生したのは12月11日。丘珠発秋田行きJL2823便が丘珠空港の北西約9キロ、高度約150メートルを飛行中、第2エンジンの出力系統にトラブルが起き、第1エンジンのみで函館空港へ緊急着陸した。国土交通省航空局(JCAB)は、航空法で定める「重大インシデント」に認定し、国の運輸安全委員会(JTSB)が調査を進めている。
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北海道エアシステム
12/11発生
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4号機
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写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現
