日本航空(JAL/JL、9201)は、新たな長距離国際線のフラッグシップであるエアバスA350-1000型機を羽田-ロサンゼルス線(JL16/15便)に6月30日から週7往復(1日1往復)投入する。

JALのA350-1000=24年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
就航初日となる6月30日の運航スケジュールは、ロサンゼルス行きJL16便が羽田を午後5時に出発し、午前10時55分着。羽田行きJL15便は午後1時40分にロサンゼルスを出発して、翌日午後5時25分に到着する。
7月1日以降は、ロサンゼルス行きJL16便が羽田を午後5時に出発し、午前11時20分着。羽田行きJL15便は午後2時15分にロサンゼルスを出発して、翌日午後5時25分に到着する。
A350-1000の座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)で、ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。
JALはボーイング777-300ER型機の後継機A350-1000を2024年1月24日に就航させた。1路線目は羽田-ニューヨーク線で、4月17日からダラス・フォートワース線、10月24日からはロンドン線の3路線に投入済み。来月5月1日から羽田-パリ線に就航後、ロサンゼルス線に6月30日から投入する。
エアバス側の組立スケジュールの関係で、引き渡しが遅れていた7号機(登録記号JA07WJ)が羽田空港へきょう4月24日に到着して9機となり、今年度は発注済み13機のうち11機がそろう見通し(関連記事)。
運航スケジュール
6/30
JL16 羽田(17:00)→ロサンゼルス(10:55)
JL15 ロサンゼルス(13:40)→羽田(翌日17:25)
7/1以降
JL16 羽田(17:00)→ロサンゼルス(11:20)
JL15 ロサンゼルス(14:15)→羽田(翌日17:25)
関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空
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写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求