エアバス, エアライン, 機体 — 2025年4月23日 23:20 JST

JAL A350-1000、7号機がトゥールーズ離陸 通算9番目の受領

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)の新長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の7号機(登録記号JA07WJ)が現地時間4月23日午後2時31分(日本時間同日午後9時31分)すぎ、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズを離陸し、羽田空港へ向かった。発注済み13機のうち9機目の受領で、フェリーフライトのJL8102便は定刻ベースで24日午前10時55分ごろ羽田へ到着する見通し。

*羽田到着の記事はこちら

トゥールーズを離陸するJALのA350-1000初号機(資料写真)=23年12月14日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 7号機はエアバスの組立スケジュールの都合で引き渡しの順番が入れ替わっており、昨年2024年12月受領の8号機(JA08WJ)と今年1月受領9号機(JA09WJ)が先にトゥールーズを出発した。

 A350-1000の座席数は4クラス239席で、ファーストクラスとビジネスクラスはJAL初の個室タイプのシートを採用。ファーストが6席(1列1-1-1席)、ビジネスが54席(同1-2-1席)、プレミアムエコノミーが24席(同2-4-2席)、エコノミーが155席(同3-3-3席)で、ファーストクラスは座席上のオーバーヘッドビン(手荷物収納棚)をすべてなくし、ビジネスは窓側のみとすることで開放感のある客室に仕上げた。

 JALはA350-1000を2024年1月24日に就航させた。1路線目は羽田-ニューヨーク線で、4月17日からダラス・フォートワース線、10月24日からはロンドン線の3路線に投入済み。来月5月1日から羽田-パリ線に就航後、今年度の夏ダイヤ期間中(3月30日から10月25日)にはロサンゼルス線への投入を計画している。今年度は11機体制となる見通し。

関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空

羽田に到着
JAL A350-1000、7号機が羽田到着 9機体制でパリ・ロサンゼルス追加(25年4月24日)

25年度
「就航したての機体のように」JAL A350-1000初の重整備完了へ、2号機ロゴなしに(25年4月15日)
JAL A350-1000、パリ5/1就航 ロサンゼルスも夏ダイヤに(25年1月21日)
JAL A350-1000、25年度3機増で11機体制「パリや西海岸展開したい」(24年11月1日)

動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
JAL A350-1000 ロンドン線初便 羽田出発

写真特集・JAL新旗艦機A350-1000
(1)ダブルベッドも可能な個室ファーストクラス
(2)個室内で完結する足もと広々ビジネスクラス
(3)後ろを気にせず電動リクライニングできるプレエコ
(4)4K13インチ画面エコノミーは快適さ追求