官公庁, 機体 — 2022年3月14日 23:04 JST

空自向け無人偵察機グローバルホーク、三沢まで18時間超の太平洋横断フェリーフライト

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 ノースロップ・グラマンは現地時間3月14日、航空自衛隊向けの無人偵察機RQ-4B「グローバルホーク」の初号機がカリフォルニア州から三沢基地まで18時間以上かけてフェリー(回航)されたと発表した。空自は三沢基地に3機のRQ-4Bを配備する見込み。

空自向けRQ-4Bグローバルホーク初号機(ノースロップ・グラマン提供)

 RQ-4Bはカリフォルニア州パームデールを同10日に出発し、三沢基地には12日に到着した。フェリーフライトは18.7時間かかった。

 グローバルホークはISR(情報収集・警戒監視・偵察)用途の無人機で、ノースロップ・グラマンによるとオンデマンド・データをほぼリアルタイムに24時間配信し続けられる、唯一の高高度長時間滞空型無人機(UAV)で、脅威の監視のほか昼夜を問わず人道支援や災害対応にも活用できるとしている。

 大きさは全長約15m、全幅約40m、全高約5mで、機体重量は約14.6トン。約36時間飛行でき、最大巡航速度は約570km/h、最大高度は6万フィート、ペイロードは約1360kgとなる。

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航空自衛隊
三沢基地
Northrop Grumman

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