エアライン — 2022年2月5日 00:10 JST

ANA、737-500「スーパードルフィン」グッズ販売

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 全日本空輸(ANA/NH)は、2020年6月に退役したボーイング737-500型機「スーパードルフィン」をモチーフにしたトートバッグなどのグッズを、通販サイト「ANAショッピング A-style」で販売している。従来機内販売で扱っていた商品で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で飛行機に乗る機会が減少する中、通販でも購入できるようにした。

ぬいぐるみショッピングバッグ(左)とステーショナリーセット(A-styleから)

ANAの737-500=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 販売しているスーパードルフィンのグッズは、ぬいぐるみショッピングバッグとステーショナリーセットで、いずれも税込3000円。準備数がなくなり次第販売終了になるという。

 737-500は1995年7月21日に1路線目の福岡-鹿児島線に就航し、離島を含む地方路線に25機が投入された。「スーパードルフィン」の愛称は、当時のエアーニッポン(ANK/EL、現ANA)が社内公募を行い、機体がイルカに似ていることや、小回りが利いてスピード感があること、元気で親しみやすいことなどの理由で名付けられた。

 座席数は1クラス126席で、ANAグループが運航する737の中でもっとも小さい機体だった。カウルにドルフィンが大きく描かれたエンジンは、CFMインターナショナル製CFM56-3を採用。従来よりも大型化したため、正面から見ると空気を取り入れる「インテーク」下部が平たく見える「おにぎり型」なのが特徴だった。

 全機が退役したが、整備訓練機として1機(JA301K)が羽田に残っており、3月には撮影ツアーが開催される。

関連リンク
ANA STORE@SKY SELECTION(A-style)
全日本空輸

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写真特集・ANA 737-500スーパードルフィン退役
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羽田編 737クラシック日系最後の商業運航

写真特集・ANA 737-500スーパードルフィン福岡公開
機内編 アナログ計器やシート灰皿跡が四半世紀物語る
外観編 イルカ描かれたエンジンカウル

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