エアライン — 2021年5月2日 18:34 JST

JAL、ファーストクラス”幻のシャンパン”販売 サロン7本セット、08年入り

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、国際線ファーストクラスで提供している仏サロン社の高級シャンパン「シャンパーニュ サロン」を自社の通販サイト「JALショッピング」で販売を始めた。希少性の高い2008年ものを含む7本セットで、110万円(税込)。木箱入りで、5セット限定で用意する。

JALが自社通販サイトで扱うサロンの7本セット(同サイトから)

JALが国際線ファーストクラスで提供しているサロン。写真は2002(左)と2004=16年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 7本の内訳は、2004年と2006年、2007年の750ml瓶が2本ずつ、2008年はマグナムボトル(1500ml)が1本。JALショッピングを運営するJALUX(ジャルックス、2729)によると、2008年はブドウの収穫量が少なかったことから、この年のサロンは長期熟成に適したマグナムボトルのみの生産になったという。

 シャンパーニュ サロンは、希少性が高く入手困難なことから「幻のシャンパン」とも呼ばれている。機内で提供しているのは世界の航空会社でJALのみで、客室乗務員が持つ知識やサービスが認められ、2007年12月から国際線ファーストクラスで提供している。

 1900年代初めに設立されたサロンは、完璧なバランスのシャンパンを醸造するために、原料のブドウが不作の年には作らず、適したブドウが収穫された年のみ生産している。出荷本数も、通常のシャンパンが数十万から数百本単位なのに対し、数万本にとどまる。

 航空会社では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で国際線を中心に大量運休が続く中、機内食や機体の部品などを販売するケースが増えている。

 JALショッピングでは、羽田と成田両空港の国際線ラウンジで提供している「JAL特製オリジナルビーフカレー」も、4月26日から販売を再開。これまでは広く一般販売していない商品だったが、昨年8月27日から11月30日まで扱ったところ、好評だったという。

 全日本空輸(ANA/NH)も、12月11日から国際線エコノミークラスの機内食などを販売。これまでに約4万1000セット、約49万2000食の機内食を販売しており、多くが1セット9000円の値付けだったことから、3億円以上を売り上げたとみられる。また、ロゴ入りマスクや退役機の部品も人気を集めている。

関連リンク
[サロン]アソート7本セット[木箱入り](JALショッピング)

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