エアライン, ボーイング, 機体 — 2019年11月20日 23:12 JST

エミレーツ航空、787-9を30機発注 777Xから変更、23年5月初受領

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 ボーイングは現地時間11月20日、エミレーツ航空(UAE/EK)から787-9型機を30機を確定受注したと、開催中のドバイ航空ショーで発表した。エミレーツが発注済みの777Xのうち、一部を787-9に変更した。2023年5月から引き渡しを始め、5年で完納する見通し。

エミレーツ航空の787-9のイメージイラスト(同社提供)

 エミレーツは2014年7月に777Xを150機確定発注。内訳は777-9が115機、777-8が35機だった。今回の契約で一部を787-9に変更したことにより、777Xの発注数は126機に改めた。発注数が減少後も、777Xの顧客としては世界最大となる。現行の777も155機を運航中で世界最多の規模を誇る。

 中型機の787-9を導入することで、大型機である777-9や777-8を補完する。エミレーツは2017年に開催された前回のドバイ航空ショーで、787ファミリーで最大となる超長胴型の787-10を40機発注する意向を示していたが、長胴型の787-9を選定した。

 エミレーツは機材計画の見直しを進めており、今年2月に総2階建ての超大型機エアバスA380型機について、受注残のうち39機をキャンセルしたと発表。これに伴い、エアバスはA380の引き渡しを2021年で終えることを決定した。

 今回のドバイ航空ショーでは、A350-900を50機発注したと18日に発表済み。エミレーツは2007年にA350-900を50機、A350-1000を20機の計70機を発注したものの、777Xを発注する直前の2014年6月にすべてキャンセルしており、改めて発注した形になった。

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