エアライン, ボーイング, 機体 — 2017年11月13日 06:10 JST

エミレーツ航空、787-10を40機発注へ ドバイ航空ショーで表明

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 ボーイングは現地時間11月12日、エミレーツ航空(UAE/EK)が787-10型機を40機発注する意向を示したと、12日から16日まで開催中のドバイ航空ショーで発表した。カタログ価格で総額151億ドル(約1兆7000億円)相当にのぼる。

エミレーツ航空が発注意向を示した787-10=17年6月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 787-10は、787ファミリーで3機種目となる超長胴型で、今年3月に飛行試験初号機(登録番号N528ZC)が初飛行。航空各社への引き渡し開始は、2018年を予定している。

 全長は長胴型の787-9と比べて5.5メートル長い68.3メートルで、3機種のうち最長となる。前部胴体は約13メートルで、787-9と比べて3メートル長く、約7メートルの787-8と比べると約2倍。中胴も787-9と比べ、3メートル長い。

 787-9の胴体をそのまま延長し、設計と部品の95%は787-9と同じことから、ボーイングは効率性と共通性の高さをアピールする。メーカー標準座席数は2クラス構成の場合、787-9より40席多い330席。航続距離は6430海里(1万1910km)で、双通路機(ワイドボディー機)により運航されている路線の90%以上をカバーできる。

 エミレーツによるボーイング機の発注では、2014年7月に777Xを150機発注済み。内訳は標準座席数350-375席の777-8が35機、400-425席の777-9が115機で、初号機の受領は2020年を予定している。

 現在のエミレーツの機材は、エアバスA380型機と777-300ER、777-300、777-200LR、777F型貨物機で、A380は11月に100機目を受領している。

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