エアライン, 機体 — 2018年8月6日 19:48 JST

離島を結ぶプロペラ機 特集・フィジーエアウェイズの国内線機材

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 7月3日に、ナンディから成田への乗り入れを再開したフィジー・エアウェイズ(FJI/FJ)。2009年3月以来、9年4カ月ぶりの再就航で、日本からフィジーへの渡航のほか、フィジーからの訪日需要の獲得も狙う。

ナンディ国際空港で出発を待つフィジーリンクのATR72-600(左)とDHC-6-400=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 長距離国際線には、エアバスA330型機を投入。需要に応じ、A330-300(313席:ビジネス24席、エコノミー289席)と、A330-200の273席タイプ(ビジネス24席、エコノミー249席)と254席タイプ(ビジネス18席、エコノミー236席)の3種類を使い分けている。

 フィジーは330以上の島々からなる。国内線にはターボプロップ(プロペラ)機を導入し、島々を結ぶ。運航はフィジー・エアウェイズの子会社、フィジーリンク(FJA/FJ)が担う。フィジーリンクは、仏ATR製ターボプロップ機ATR72-600型機とATR42-600、バイキングDHC-6-400型機の3機種を保有している。

ATR72-600

 ATR72-600は2クラス68席で、ビジネス8席、エコノミー60席。3機種ある国内線機材のうち、ビジネスクラスを唯一設定している。現在は2機保有し、ナンディ-スバ線など、高需要の路線で運航している。

 記者が搭乗取材した、ナンディから首都・スバ近郊のナウソリ国際空港へ向かうFJ5便は、午前7時30分に出発。平日のためか観光客はあまり見られず、地元住民が多く、新聞を読む姿が多く見られた。

 ナンディとスバは直線距離で100キロ少々。およそ30分かけて飛行する。

ナンディ国際空港で出発を待つフィジーリンクのATR72-600=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナンディ発スバ行きFJ5便機内でおしぼりを配るフィジーリンクの客室乗務員=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのナンディ発スバ行きFJ5便の機内=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

スバに到着したフィジーリンクのナンディ発FJ5便=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ATR42-600とDHC-6-400

 ATR42-600は1クラス48席で、1機保有。ATR72-600同様、比較的高需要の路線に投入する。

 「ツインオッター」という愛称で親しまれるDHC-6-400は、1クラス19席を設定。現在は3機保有し、8月から9月に1機追加導入する。DHC-6-400は、離島路線を中心に運航する。

ナウソリ国際空港で出発準備を進めるフィジーリンクのATR42-600=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのATR42-600の機内=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのATR42-600の機内=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのATR42-600のコックピット=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのATR42-600操縦席に座る機長=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナウソリ国際空港で出発準備を進めるフィジーリンクのATR42-600=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナンディ国際空港を出発するフィジーリンクのDHC-6-400=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナウソリ国際空港で出発準備を進めるフィジーリンクのDHC-6-400=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのDHC-6-400の機内=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのDHC-6-400の機内=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのDHC-6-400の銘板=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのDHC-6-400のコックピット=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジーリンクのDHC-6-400をアピールする操縦士=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナウソリ国際空港で出発準備を進めるフィジーリンクのDHC-6-400=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

737 MAX 8は11月に

 このほか、短距離国際線機材として、ボーイング737型機も保有。737はフィジー・エアウェイズが運航する。

 737-700は2クラス122席で、ビジネス8席、エコノミー114席を設定。1機保有している。4機保有する737-800も2クラス設定。164席で、ビジネス8席、エコノミー156席となる。

 また2017年3月に、737 MAX 8を5機発注済み。既存の737の機材更新を進める。初号機は11月に受領する予定で、年内は2機導入する見込み。

フィジー・エアウェイズの737 MAX 8模型=18年7月4日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジー国内線が発着するナンディの国内線ターミナル=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナンディ国際空港でフィジー国内線にチェックインする利用客=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

ナウソリ国際空港でフィジー国内線にチェックインする利用客=18年7月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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