エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2018年7月3日 21:33 JST

フィジー・エアウェイズ、日本再就航 9年ぶり成田-ナンディ、週3往復

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 フィジーの国営航空会社フィジー・エアウェイズ(FJI/FJ)は現地時間7月3日、ナンディ-成田線を再開し、日本に再就航した。2009年3月以来、9年4カ月ぶりの再乗り入れとなった。

成田空港で出発を待つフィジー・エアウェイズのナンディ行きFJ350便初便=18年7月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

フィジー・エアウェイズのナンディ行きFJ350便初便への搭乗を待つ利用客=18年7月3日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 火曜と金曜、日曜の週3往復運航。機材はエアバスA330-300型機(2クラス313席:ビジネス24席、エコノミー289席)またはA330-200(同273席:ビジネス24席、エコノミー249席)を使用する。

 運航スケジュールは、成田行きFJ351便がナンディを午後1時25分に出発し、午後7時30分着。ナンディ行きFJ350便は午後9時25分に成田を出発し、翌日午前9時5分に到着する。

 成田着初便となった3日のFJ351便と、折り返しで成田発初便のFJ350便には、A330-200(登録番号DQ-FJT)を投入。FJ350便は成田を午後9時32分すぎに出発した。

 フィジー・エアウェイズは2009年3月まで、ナンディ-成田線を当時「エア・パシフィック航空」で運航していた。エア・パシフィックの運休により、日本-フィジー間に直行便が途絶えていたが、再就航により、およそ9時間でフィジーに到着できるようになる。

 これまでフィジーに向かう場合は、ソウル(仁川)乗り継ぎの大韓航空(KAL/KE)便や、パプアニューギニアのポートモレスビー乗り継ぎのニューギニア航空(ANG/PX)便のほか、香港やシンガポールからのフィジー・エアウェイズ便利用などの方法があった。

 2016年7月には、国土交通省とフィジーの航空当局が、両国の航空会社が週3往復ずつ合計週6往復の乗り入れで合意。このほか、2019年冬ダイヤ以降は週4往復ずつ、計8往復を運航できるようにした。

 6月には、航空連合ワンワールドが立ち上げた新組織「ワンワールド・コネクト」初の加盟社となった。

運航スケジュール
FJ351 ナンディ(13:25)→成田(19:30)運航日:火金日
FJ350 成田(21:25)→ナンディ(翌日09:05)運航日:火金日

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