エアライン, ボーイング, 機体 — 2017年1月25日 17:35 JST

JAL、国内線ネット接続サービス無料に 全機改修記念、期間限定

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 日本航空(JAL/JL、9201)は1月25日、国内線で提供する無線LANによる機内インターネット接続を、時間無制限で利用できるようにすると発表した。国内線新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」の改修が全77機で終了したことを記念し、2月1日から8月31日までの期間限定で開放する。

改修最終機となったJALの737-800、JA345J=16年11月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 機内Wi-Fiサービス「スカイWi-Fi」は、乗客が自分のスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの無線LAN対応機器を使用して専用ページに接続する。ビデオ番組を無料で視聴できるほか、通常は有料のインターネット接続を期間限定で無料提供する。離陸後約5分で接続でき、離陸の5分前まで利用できる。

 JALは2014年7月から、国内線で機内Wi-Fiサービスを開始。2016年4月からは15分無料で接続できるキャンペーンを継続していた。

 スカイネクストは、全クラスに本革シートを導入した新仕様機で、普通席は背もたれを従来と比べて薄くした新型シートに入れ替えた。スカイWi-Fiのほか、機内照明にLEDを採用している。

 スカイネクストの改修初号機となったボーイング777-200型機(登録番号JA007D)は、2014年4月に作業を開始。約1カ月後、5月28日の羽田発福岡行きJL303便が初便となった。

 改修最終機となった737-800(JA345J)は、那覇空港内にある日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)の格納庫で改修し、2016年11月25日から那覇発羽田行きの臨時便JL996便で運航を開始している。

 JALは初号機の改修からおよそ2年半で全77機の改修を終えた。

関連リンク
機内インターネット無料キャンペーン(日本航空)

写真特集・JALスカイネクスト最終改修機JA345J
前編 黒と赤でまとめた国内線新仕様機(16年11月27日)
後編 機内Wi-Fiも全機対応(16年11月28日)

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