エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2014年6月5日 08:00 JST

手もとを照らして粛々と 写真特集・JALスカイネクストができるまで

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 日本航空(JAL/JL、9201)の国内線新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」が5月28日、羽田-福岡線に就航した。ファーストクラス、クラスJ、普通席と全3クラスに本革シートを導入し、機内照明をLED化。12パターンの照明が可能で、フライトする時間や季節に合わせてくつろぎや日本らしさを演出する。

手もとを照らして1脚ずつ確実に固定していくJALの整備士=14年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 2016年上期までにボーイング777-200型機を7機、777-300を9機、767-300/300ERを20機、737-800を41機の計77機を改修する計画で、年内は34機を見込む。

 改修初号機の777-200(登録番号JA007D)は4月から作業を開始。8月からは777-300、9月からは767-300、10月からは737-800の改修を順次始める。羽田-福岡線に続いて、伊丹線や札幌線にも投入していく。

 777の場合、改修期間は3-4週間程度。初号機となったJA007Dは、当局の承認が必要なため約4週間かかった。

 では、実際にシートを機内に設置する様子はどのようなものだろうか。初号機の改修が始まった4月、成田空港内の格納庫には、シートが外された機体があった。シート以外の整備も並行して行われるため、天井もむき出しで、仮設の蛍光灯が吊ってある機内は薄暗い。5月27日にお披露目となった機内と比べると、別の機体ではと思うほどの差があった。

 後部ドアから運び込まれたシートは手際よく置かれていき、搬入を担当する整備士とは別の整備士たちが、機体床面のレールにシートを固定していく。777-200の場合、普通席だけで86脚を固定しなければならない。手もとをライトで照らしながら、1脚ずつ粛々と進めていく地道な作業が続く。

 本記事では、シートを設置する作業を中心に写真をまとめた。(以下写真23枚)

配線を除き何もなくなった床=14年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

配線を除き何もなくなった床=14年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire


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