MRJ, 機体, 解説・コラム — 2016年7月16日 18:45 JST

MRJ、機内ネット接続対応へ 森本社長、競合と差別化

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発を進める三菱航空機の森本浩通社長は、無線LANを使った機内インターネット接続サービスへの対応を進める考えを示した。

三菱航空機がファンボロー航空ショーで展示したモックアップ=16年7月13日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 航空各社は国際線から始めたインターネット接続サービスを、国内線にも拡大。日本の航空会社でも、日本航空(JAL/JL、9201)が2014年7月から、全日本空輸(ANA/NH)が今年1月から国内線でのサービスも始めている。

 また、一部のリージョナル機では、インターネット接続はできないものの、機内の無線LAN環境を使い、乗客がスマートフォンなどのWi-Fi機器で映像などを楽しめるサービスを開始。ANAホールディングス(9202)傘下のANAウイングス(AKX/EH)が3月から、JALグループのジェイエア(JAR/XM)が4月から提供している。

 ファンボロー航空ショーでAviation Wireの取材に応じた森本社長は、「大型機だけではなく、小型機でもWi-Fiが普及してきている。我々もどんどん変えていかなければならない」と語り、大型機で一般的になりつつあるインターネット接続サービスも、ブラジルのリージョナルジェット機大手エンブラエルなど競合との差別化で、対応が不可欠との考えを示した。

 今後課題となるのは、航空機が衛星とデータをやり取りする際に使用する通信機器の小型化だ。リージョナル機が無線LANの利用を映像放映などに留めているのは、インターネットへ接続する機器のサイズが影響している。機器の小型化が実現すると同時に、ネット接続に対応させることで差別化を図る。

*森本社長のインタビュー詳報はこちら

関連リンク
三菱航空機
三菱重工業

特集・森本社長インタビュー
MRJ、8月中に米国試験へ(16年7月19日)

ファンボロー航空ショーで基本合意
MRJ、欧リース会社から20機受注へ 20年納入で基本合意(16年7月11日)

MRJ近況
MRJ量産初号機、最終組立へ 胴体出荷(16年7月1日)
MRJ、2号機の初飛行成功(16年5月31日)
三菱航空機、MRJの最終組立工場公開 見学通路も設置(16年3月10日)
MRJ、米リース会社から20機受注で基本合意 18年納入(16年2月16日)

JAL/ANAの国内線ネット接続対応
JAL
黒い本革シートに赤いアクセント 写真特集・ジェイエアE190(2 機内編)(16年5月12日)
ジェイエアのE170、黒い本革シート 機内Wi-Fi導入(16年4月14日)
JAL、国内線でネット接続サービス(14年7月18日)

ANA
ANA、Q400も機内Wi-Fi インターネット接続不可(16年3月15日)
ANA、国内線で機内ネットサービス 17年度末までに100機(16年1月22日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post