エアライン — 2015年9月29日 06:00 JST

ルフトハンザ、長距離便の客室改修完了 106機3万9000席

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 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は、長距離国際線用機材に実施していた客室改修を完了した。2011年から約15億ユーロ(約2015億6900万円)を投じてきたもので、ファーストからエコノミーまでの全クラスの客室とシートが新仕様となり、機内インターネット接続サービス「ルフトハンザFlyNet」が全長距離便で利用できるようになった。

長距離国際線用機材の客室改修を終えたルフトハンザ=15年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 改修対象は全106機の3万9000席以上で、ビジネス7000席とエコノミー2万7600席以上を対象に実施した。このうち76機は、ファースト600席も改修した。2014年、同社では35年ぶりに新設された「プレミアムエコノミー」は約3600席を導入済みで、ボーイング787-8型機など30機で利用できる。

 改修はグループ会社のルフトハンザ・テクニークが実施。のべ1400万時間以上を費やした。

 ビジネスクラスは全長1.98メートルのフルフラットシートを採用した。食事はカートではなく、乗客1人ずつにギャレー(厨房設備)から直接運ぶ「ビジネスクラス・レストランサービス」を導入した。エアバスA380型機導入路線とペルシャ湾岸・アジア路線が対象となる。

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