エアライン, ボーイング, 機体 — 2014年11月21日 21:15 JST

JAL、国内線767にファーストクラス 12月から

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 日本航空(JAL/JL、9201)は11月21日、ファーストクラスを設けた国内線用ボーイング767-300ER型機を、12月8日から羽田-伊丹線に就航させると発表した。(実機の記事はこちら

JALの国内線767用ファーストクラスシート=14年1月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 シート配列は2-1-2で、1機あたり5席設定する。シートメーカーは、天龍エアロコンポーネント。ファーストクラス以外の席数はクラスJが42席、普通席が205席で計252席となる。

 JALは2007年12月から、本革シートを採用したファーストクラスを伊丹線など国内線の幹線に導入。これまではボーイング777-200のみだったが、767に拡大することでファーストクラスを利用できる便を増やす。

 従来JALの国内線用ファーストクラスのシートは、KIホールディングス(旧小糸工業、6747)が製造していた。しかし、同社で航空機用シートの衝撃試験や耐火性試験の結果を改ざんするなどの不祥事が2010年に発覚。新規シートの出荷停止などの措置を受け、767用シートを新規に製造するにあたり、メーカーが変わった。767用は従来と比べて、センターディバイダーやセンターコンソールを大型化している。

 伊丹線に就航する767は全3クラスに本革シートを導入し、機内照明をLED化した国内線新仕様機「JAL SKY NEXT(JALスカイネクスト)」。無線LANによる機内インターネット接続サービス「スカイWi-Fi」には当初は未対応で、2015年度中の対応を予定している。

 就航時は1機のみで、計9機を改修。伊丹線のほか、札幌、福岡、那覇線へ導入する。

ファーストクラス導入767の運航スケジュール
羽田発伊丹行き
JL101 羽田(06:30)→伊丹(07:40)
JL113 羽田(10:30)→伊丹(11:40)
JL121 羽田(14:30)→伊丹(15:40)
JL133 羽田(18:30)→伊丹(19:40)

伊丹発羽田行き
JL106 伊丹(08:30)→羽田(09:35)
JL116 伊丹(12:30)→羽田(13:35)
JL126 伊丹(16:30)→羽田(17:35)
JL138 伊丹(20:25)→羽田(21:30)

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