成田国際空港会社(NAA)と京成電鉄(9009)、JR東日本(東日本旅客鉄道、9020)、成田空港高速鉄道の4社は6月25日、成田空港の「空港第2ビル駅」を改修すると発表した。訪日客が増加し改札周辺を中心に混雑が顕在化していることから、旅客動線の変更などにより混雑を緩和し、2028年度上期までの供用開始を目指す。

混雑する成田空港の第2ビル駅(資料写真)=19年10月 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
今回の改修により、京成側の改札口付近にある“検問所跡”を撤去。セキュリティ検査台とガラス扉をなくし、待合スペースなどを新設する。また、成田スカイアクセス線と京成本線の旅客動線を変更し、二重改札を解消する。このほかチケットカウンターと券売機を移設し、案内表示を最適化する。
現在、成田スカイアクセス線と京成本線の利用客は同じ改札口から入る。京成本線の利用者はアクセス線のコンコース先にある別の改札口を通過する必要があり、二重改札となっている。改修後はそれぞれを別動線とし、改札内外の旅客の滞留を抑制する。チケットカウンターと券売機を移設し、改札外コンコースのスペースを拡大。検問所跡には待合スペースと店舗を整備し、旅客の滞留を分散させることで、混雑緩和を図る。
JR東日本の出場改札は以前、通過後に京成の改札口も通過する二重改札となっていたが、2019年12月からJRで独立した動線を設け解消している。
現状の空港第2ビル駅は、改札外コンコースの混雑▽京成線の二重改札▽京成線ホームの混雑▽改札外案内表示のわかりにくさ、の4点により改札付近の混雑が顕在化。4社はこれらを課題として認識しており、改修により混雑緩和を目指す。

混雑が顕在化する成田空港の空港第2ビル駅の現状(4社の資料から)

改修前の空港第2ビル駅(上)と改修後のイメージ(4社の資料から)
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