航空自衛隊は、退役した国産ジェット輸送機C-1の試作初号機(28-1001)の解体を決めた。民間業者に解体などを委託する一般競争入札を、岐阜基地で1月27日に実施する。

入間航空祭の地上展示を終えて岐阜基地へ帰投するC-1初号機=24年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
公告は1月15日付で、引き渡し期限は3月31日。契約は物品売払契約で、入札は総額で落札者を決める。解体後の機体は、アルミ屑やチタニウム屑、小型鋼鉄屑、マグネシウム屑、ニッケル屑などに分別して売却する。
C-1は、戦後初の国産旅客機YS-11型機を開発した日本航空機製造(日航製、NAMC)が、防衛庁(現防衛省)の技術研究本部(現防衛装備庁)とともに開発し、川崎重工業(7012)が製造した国産の中型輸送機。全長29.0メートル、全幅30.6メートル、全高9.99メートルで、乗員5人、定員は患者搬送36人、空挺隊員45人、通常人員60人、最大積載量11.9トン、最大離陸重量45トン、航続距離は積載0トンで2400キロ、8トンで1500キロ、最短離陸滑走距離460メートル、エンジンはプラット・アンド・ホイットニー製JT8Dを2基搭載している。
開発時はXC-1と呼ばれ、日航製が製造した試作初号機と2号機のうち、初号機は1970年8月24日にロールアウト(完成披露)し、同年11月12日に初飛行。3号機からは川重製となり、最終量産機の31号機は1981年7月28日に製造された。
岐阜基地の試作初号機は、飛行開発実験団で飛行試験機(FTB)として運用。2025年3月14日にラストフライトを迎えた。銀色の塗装から「銀ちゃん」とも呼ばれていた機体で、C-1の最終運用となった。空自によると、C-1は2025年4月で退役したという。

入間航空祭の開幕を待つC-1初号機(手前)と2号機=24年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

入間航空祭に地上展示されたEC-1と岐阜基地へ帰投するC-1初号機=24年11月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

岐阜基地航空祭で中編隊の展示飛行に参加するC-1初号機=24年11月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

岐阜基地航空祭で中編隊の展示飛行に参加するC-1初号機=24年11月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

岐阜基地航空祭で大編隊の展示飛行を終えたC-1初号機=24年11月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
動画(YouTube Aviation Wireチャンネル)
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岐阜基地航空祭
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