ルフトハンザ・グループは現地時間12月11日、新たなブランドアイデンティティを発表した。複数の航空会社を擁する企業体から、統合された航空グループとしての一体感を視覚的に示すもので、ロゴや書体、カラーパレットなどのデザイン要素を刷新する。創業100周年を迎える2026年にかけて本格展開していく。

ルフトハンザの新ロゴ(同社提供)
新ロゴでは、これまで円で囲まれていたルフトハンザの象徴である鶴のロゴマークから外枠を取り除き、単独で使用する形に変更した。書体も新たなフォントに統一し、カラーパレットには地上から上空にかけた高さを象徴する6色を追加した。グループに属する各航空会社のブランドは維持されるが、「Member of Lufthansa Group(ルフトハンザ・グループの一員)」という表示を機体に記載することで、グループとしての統一感を演出する。
この「Member of Lufthansa Group」の表示は、今年すでにデジタル搭乗券やウェブサイト、160機の機体で導入されており、来年以降は世界各地の空港ラウンジの入口や、手荷物タグ、機内の掲示物にも順次拡大される。
ディーター・ブランクスCCO(最高商務責任者)は「このブランド刷新は単なるデザイン変更ではなく、戦略的な節目であり、ルフトハンザ・グループ全体に対する信頼を視覚的に示すものだ」と述べ、「統一されたビジュアルがブランドの価値と乗客への約束を表現し、グループ全体としての体験と方向性を提示する」と説明した。

ルフトハンザの新ロゴ(同社提供)

ルフトハンザの新ロゴ(同社提供)

ルフトハンザの新ロゴ(同社提供)

ルフトハンザの新ロゴ(同社提供)
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