ハネウェルは5月21日、防衛省の次期練習機「T-X」向けエンジンとして、ターボファンエンジン「F124」を提案していることを明らかにした。

ハネウェルがT-X向けに提案しているF124=25年5月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
F124は低バイパスのターボファンエンジンで、台湾の戦闘機AIDC F-CK-1や、イタリアの練習機・軽戦闘機レオナルド(開発時はアエルマッキ)M-346などが採用。100万時間を超える飛行実績がある。
ハネウェル エアロスペース テクノロジーズの大島亘日本事務所長は「ライセンス生産は要望があれば可能。日本は重要な国であり、フレキシブルに対応したい」との考えを示した。
次期練習機T-Xは、国産練習機T-4の後継機構想。21日に開幕した防衛・セキュリティ総合展示会「DSEI Japan」では、三菱重工業(7011)が提案しているコンセプト機の模型を初公開した。
防衛装備庁(ATLA)は、T-Xへの要求として最大巡航速度が音速の0.8倍以上、乗員が1人または2人の固定翼ジェット機としている。現在は技術課題などの分析を進めている段階で、要求仕様などは固まっていない。

ハネウェルがT-X向けに提案しているF124=25年5月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
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