シアトル・タコマ国際空港で現地時間2月5日(日本時間6日)に接触事故を起こした日本航空(JAL/JL、9201)のボーイング787-9型機(登録記号JA868J)が3月7日夜、羽田空港へ到着した。同機の右主翼が駐機中のデルタ航空(DAL/DL)機の垂直尾翼と接触したもので、およそ1カ月ぶりに日本へ戻った。

羽田空港に着陸するシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
接触事故は2月5日午前10時10分(日本時間6日午前3時10分)ごろに発生。成田発シアトル行きJL68便(787-9、JA868J)がタコマ空港のRWY16Lへ着陸し、誘導路を走行していた際、防氷剤を散布する準備のため駐機してあったデルタ航空のボーイング737-800型機(登録記号N3737C)の垂直尾翼に、JL68便の右主翼が接触した。同便の乗客172人(幼児ゼロ)と乗員13人(パイロット3人、客室乗務員10人)の計185人にけがはなかった。
NTSB(米国家運輸安全委員会)が「航空事故」に認定し、調査を続けている。
事故を起こした787-9は、フェリーフライト(回航便)のシアトル発羽田行きJL8191便として3月6日にシアトルを出て、羽田のA滑走路(RWY34L)へ7日午後10時51分すぎに着陸。214番スポットへ同56分ごろ到着した。

羽田空港に着陸するシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日22時51分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港に着陸するシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港に着陸するシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港に着陸したシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港に着陸し214番スポットへ向かうシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港の214番スポットへ到着するシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

羽田空港の214番スポットへ到着したシアトルで接触事故を起こしたJALの787-9 JA868J=25年3月7日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
日本航空
National Transportation Safety Board
FAA
デルタ航空
Seattle-Tacoma International Airport
シアトル事故
・米NTSB、シアトルのJAL機接触を航空事故認定(25年2月7日)
・JALの787、シアトルでデルタ航空737の尾翼に主翼接触 けが人なし(25年2月6日)
当該機
・JAL、リブレット塗装の787-9公開 サメ肌で国際線の燃費改善検証(25年1月10日)
