エアライン, 官公庁 — 2025年2月7日 10:55 JST

米NTSB、シアトルのJAL機接触を航空事故認定

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 日本航空(JAL/JL、9201)は2月6日、シアトル・タコマ国際空港で現地時間5日(日本時間6日)に起きた成田発シアトル行きJL68便(ボーイング787-9型機、登録記号JA868J)の右主翼が、駐機中のデルタ航空(DAL/DL)機の垂直尾翼と接触した事故が、NTSB(米国家運輸安全委員会)から航空事故に認定されたと発表した。

シアトルで起きたJALの接触事故をNTSBが航空事故に認定=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 接触事故は5日午前10時10分(日本時間6日午前3時10分)ごろに発生。シアトルへ着陸後、誘導路を走行していたJALの787-9の右主翼が、防氷剤を散布する準備のため駐機してあったデルタ航空のボーイング737-800型機(登録記号N3737C)の垂直尾翼に接触した。JL68便の乗客172人(幼児ゼロ)と乗員13人(パイロット3人、客室乗務員10人)の計185人にけがはなかった。

 JL68便は、成田空港の62番スポットから5日午後6時16分(定刻同10分)に出発し、シアトルには5日午前9時50分にRWY16Lへ着陸。乗客の降機完了は午前11時53分だった。事故の影響で、折り返し便の成田行きJL67便が欠航。177人に影響が出た。

 JALによると、詳細な状況や原因は調査中で、全面的に協力するという。

関連リンク
National Transportation Safety Board
FAA
日本航空
デルタ航空
Seattle-Tacoma International Airport

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