エアライン — 2023年3月1日 18:08 JST

ピーチ新卒採用、自社養成パイロット3年ぶり 総合職は4年ぶり

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 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は3月1日、2024年度入社の新卒採用を始めたと発表した。総合職と整備職の2職種のほか、パイロット育成プログラムの4期生も募集する。採用数は整備職が20人、総合職と自社養成パイロットは若干名。整備職は2023年度入社に引き続く採用で、総合職は4年ぶり、自社養成パイロットは3年ぶりとなる。

24年度入社の新卒採用を開始したピーチ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 パイロット育成プログラム「Peachパイロットチャレンジ制度 with AIRBUS」は若干名を募集する。新卒・既卒は不問で、開始時期は2024年4月1日、エントリー締切は3月26日午後11時59分。エントリーには同じくANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)が実施するパイロット適性テスト「FCAT(Flight Crew Assessment Test)」を受検し合格する必要がある。

 2018年8月にスタートした同プログラムでは、副操縦士のライセンス取得に向けた基礎操縦を学ぶ。ANAのノウハウを生かしたプログラムで、エアバスと三井住友銀行(SMBC)が支援している。

 4年ぶりの採用となる総合職は若干名を募集。関西空港などの事業所で、航空ビジネスに関わる業務全般を担う。2024年3月に大学・大学院を卒業・修了予定の人で、学部学科は問わない。

 昨年に引き続き採用する航空機整備技術職は20人程度を募集。2024年3月までに大学・大学院を卒業か修了見込みの人で、理工系学部の学生を募集する。普通車運転免許とパスポートを持っていることが条件で、業務上に必要な英語レベルを備えている人を求めている。

 パイロット育成プログラムはピーチの採用ページからエントリーする。総合職は就活サイト「あさがくナビ」、航空機整備技術職は就活サイト「キャリタス就活2024」でプレエントリーする。選考方法は書類と面接で、航空機整備技術職は色覚・騒音検査も行う。

関連リンク
Peach 採用サイト
ピーチ・アビエーション

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