官公庁, 機体 — 2022年12月22日 12:54 JST

空自、無人偵察機グローバルホーク初飛行

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 防衛省は12月21日、航空自衛隊の無人偵察機RQ-4B「グローバルホーク」の初飛行を実施した。遠隔地での情報収集をはじめ、警戒監視や偵察能力の強化につなげる。

初飛行に向かう空自のRQ-4B「グローバルホーク」(防衛省提供)

 空自向けRQ-4Bの初号機は、今年3月12日に三沢基地へ到着。カリフォルニア州からのフェリーフライトは18.7時間かかった。空自は三沢基地に3機のRQ-4Bを配備する見込み。

 初飛行に先立つ15日に、三沢基地では偵察航空隊を新編。航空総隊司令官から偵察航空隊司令に隊旗が授与された。

 グローバルホークはISR(情報収集・警戒監視・偵察)用途の無人機で、ノースロップ・グラマンによるとオンデマンド・データをほぼリアルタイムに24時間配信し続けられる、唯一の高高度長時間滞空型無人機(UAV)で、脅威の監視のほか昼夜を問わず人道支援や災害対応にも活用できるとしている。

 大きさは全長約15m、全幅約40m、全高約5mで、機体重量は約14.6トン。約36時間飛行でき、最大巡航速度は約570km/h、最大高度は6万フィート、ペイロードは約1360kgとなる。

三沢基地で開かれた偵察航空隊の編成完結式(航空自衛隊提供)

三沢基地偵察航空隊所属のRQ-4B「グローバルホーク」(航空自衛隊提供)

初飛行する空自のRQ-4B「グローバルホーク」(防衛省提供)

関連リンク
航空自衛隊
三沢基地
Northrop Grumman

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