エアライン, 機体 — 2022年12月16日 15:27 JST

ORC、ATR42初受領 新デザインで23年7月就航へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 仏ATRは現地時間12月16日、オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)にターボプロップ(プロペラ)機ATR42-600型機の初号機(登録記号JA10RC予定)を引き渡したと発表した。11月7日の当紙既報の通りロゴが刷新され、機体の塗装も新デザインを採用した。長崎離島路線用の機材として、2023年7月に就航する見通し。

ORCに引き渡されたATR42-600初号機(ATR提供)

ORCに引き渡されたATR42-600初号機の垂直尾翼(ATR提供)

 ATR42は長崎に到着後、訓練を実施して就航に備える。座席数は1クラス48席で、2機のATR42を順次受領し、現行のボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q200型機を更新していく。当初は12月5日に長崎へ到着する予定だった。ORCのTwitterによると、長崎には21日に到着する見通しだという。

 新機材導入に合わせ、新しいロゴマークを制定。「空」「海」「島」をビジュアルイメージとし、空を水色、海を青色、島を緑色で表現した。英文ロゴタイプは「安全安心な高い信頼性を感じさせる企業イメージを表現」するため、安定感のあるボールド系にしたという。

 機体デザインは「飛翔する海鳥」がコンセプト。五島灘を大きく羽を広げて悠々と飛ぶ海鳥をイメージし、白い機体の前方と後方にラインを配した。

 新ロゴはATR就航に先立ち、2023年3月1日から導入する。

関連リンク
オリエンタルエアブリッジ
ATR 日本語版ウェブサイト

系列越えコードシェア
ANA/JAL系列越えコードシェア、九州でスタート 離島路線維持で(22年10月30日)

ORC
ORC、新ロゴATR42が長崎12月到着へ 「飛翔する海鳥」23年夏就航(22年11月16日)
ORC、機体デザイン刷新 新塗装のATR42初号機(22年11月7日)
ORC、ATR42の覚書締結 23年以降就航、Q200置き換え(22年7月19日)
ORCのQ200初号機、22年度初頭に退役 ATR就航は23年度以降(22年1月19日)
ORC、ATR42導入 22年度に初受領、定期便は23年度(21年12月25日)
ORC、客室乗務員の制服8年ぶり刷新 五島列島や大村桜イメージ、整備士も(20年3月30日)
ORC、Q200初号機今春退役へ 中古機購入(20年1月27日)
ORC、小松就航 福岡から、ANAのQ400で(18年10月29日)
ORC、福岡-宮崎10月就航 ANAとコードシェア、Q400投入(17年8月24日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post